イラスト、図解多数でわかりやすい!
「難しいと思っていた経済が理解できた!」「複雑な仕組みがスッキリと見える!」
など、2008年の出版以来、好評を得つづけていた
経済入門書の決定版を6年ぶりに大幅改定しました。
GDP、日本銀行、コールレート、税と社会保障の一体改革、
為替、ギリシャ危機、中国経済、リーマン・ショック、
デフレスパイラル、消費増税、原発とエネルギー、貿易赤字、
少子高齢化、アベノミクス、借金大国、TPP…………
日本経済をとりまく環境は大きく変わっています。
2回の政権交代を経た現在、
アベノミクスと呼ばれる新しい経済政策が繰り広げられています。
消費増税の是非や物価の動きに関する議論が報道を賑にぎわせ、
これまで以上に経済への注目が高まっています。
こうした中にあっても、
「経済の大本にある仕組みは、時代を超えても生き続ける」
という本書を貫くテーマは揺るぎません。
むしろ、日本の、そして世界の経済の変化が著しい今日であればこそ、
このテーマが持つ意味は一層大きいように思われます。
本書は現代の経済学および経済事象のトピックを取り上げながら、
経済の仕組み全体を大づかみに、かつわかりやすく説明しようと試みたものです。
これを読めば、あなたも、現在の経済および社会を語るための
一通りの道具を手に入れることでしょう。
ぜひとも、本書を読んで「経済」を理解し、お役立てください。
本書の構成
【第1章】では、「経済の基本中の基本」について一通り触れます。経済を考える上で、まず必要な知識について説明します。
【第2章】では、経済を見る上での基本的な視点として、
「マクロ経済とミクロ経済」を取り上げます。
ここでは、経済活動の全体像をおおまかにとらえるマクロ経済と
「家計」「企業」「政府」という個別の経済活動を詳しく分析する
ミクロ経済について説明します。
【第3章】では、「市場と政府」の関係について押さえます。
日本の経済の根本的仕組みである「市場経済」とそれにまつわる政府の役目、
そして経済を循環する通貨について説明します。
【第4章】では、経済活動と切っても切れない「物価」について説明します。
ここでは、物価を中心にした経済の動きと
それに対する金融政策について押さえておきましょう。
【第5章】では、「日本経済の現状」を一通りとらえます。
現在繰り広げられている「アベノミクス」について解説したのち、
日本経済の動向を順を追って説明します。
【第6章】では、海外に目を向け、「外国為替と世界経済」について解説します。
円高・円安といった為替の仕組みから、
世界の主要な国や地域の経済についてまで話題は広がります。
【第7章】では、あなたが日頃新聞などで見るような、
「日本経済が直面するさまざまなトピック」について述べます。
目次
第1章 経済を知るはじめの一歩第2章 経済を見る二つの視点!
第3章 経済の仕組みをとらえよう!
第4章 物価をめぐる経済の動きをとらえよう!
第5章 日本経済の動きをとらえよう!
第6章 為替の仕組みと世界の経済の流れをとらえよう!
第7章 日本の経済の今をとらえよう!
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著者について
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一般財団法人日本不動産研究所不動産エコノミスト
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1978年石川県金沢市生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了(経済学修士)。専門は都市経済学、経済政策。日系大手シンクタンクのリサーチ・コンサルティング部門において、新興国の投資環境にかかわる基礎調査や、大手商社における地域振興ビジネス設立プロジェクト等に従事。2011年10月より、一般財団法人日本不動産研究所にて、日本で唯一の不動産エコノミストとして国内外のマクロ経済と不動産市場の動向に関する調査研究を担当している。また2016 年からは大妻女子大学において、2020 年からは国際基督教大学において、それぞれ非常勤講師を兼任している。