はじめに「誰でも龍とおしゃべりできるんです」

はじめまして。
　橋爪ゆりあと申します。
　私は犬と猫と旦那様さまと暮らしているごく普通の主婦です。
　仕事は「ドラゴンメッセンジャー^®」です。龍とともに毎日を自分らしくエキサイティングに暮らしたいと思っている方のサポートをしています。

「ドラゴンメッセンジャー?　ちっとも普通の主婦なんかじゃない」

　こう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
　確かに、「龍とおしゃべりできる」とか、「龍からのメッセージが受け取れる」というと、サイキックな能力がある特別な人を連想するかもしれません。
　実際に、龍にまつわる本を出されている方だったり、「龍のエネルギーを扱う」といったことが得意なスピリチュアル系のセラピストの方などは、幼い頃から何らかの目には見えない力をお持ちの方だったり、何かをきっかけに、スピリチュアル能力が開花したという方が多いように思います。

　でも、私に関していえば、そういう特殊能力は一切ありません。

　私も当初は龍の存在を信じていませんでした。ところが、サイキック能力の有無とはまったく関係なく、実は誰でも龍とコミュニケーションをとることはできるのです。ちゃんとトレーニングをすることで、あなたも龍と話せるようになります。 　人とコミュニケーションをとりたいと願っている龍、そして龍とともに生きたい人との縁結びをしたいと思って、私はこの本を書くことにしました

◎スピリチュアルな扉を開いたきっかけ

　私が龍と出会ったのは、10年ほど前でした。
　龍に出会う前までは、派遣社員として働いていて、コールセンターで朝から晩まで電話でお客様と話をしていました。人と話すのは嫌いではなく、どちらかといえば向いている仕事だと思っていました。
　比較的、成績のよかった私は社長賞などをもらうこともありました。会社の人間関係も問題なく、特に不満はありませんでした。お給料も人間関係もむしろ恵まれているほうだと思っていましたし、毎日普通に通勤して仕事して残業して同僚と飲みに行って、それなりに楽しく暮らしていました。

　プライベートは、旦那様と二人暮らしで子どもはいませんが、ペットの犬3匹、猫3匹とまあまあ賑やかな生活でした。趣味は犬の散歩と猫とのお昼寝。
　旦那様とはラブラブでもなくケンカするでもなく、まあまあ仲良し。
　毎日なんやかんや忙しく過ごしていて、特に大きな夢や目標を考えたこともありませんでした。
　そのような、可もなく不可もなく、平凡だけどまあまあ幸せな毎日の中で、あるスピリチュアルカフェに行ったことが、龍と出会うきっかけになったのです。

　そのカフェは、メニューを見ると、女神のお茶とあり、「アフロディーテ」「アルテミス」「アバンダンティア」などと書いてあって、どんなお茶だか、さっぱりわかりませんでした。お店に集っていた方たちからも、「龍、天使、宇宙、金星、次元がどうのこうの……」といった、ちんぷんかんぷんな言葉が飛び交っていました。

　ただ、みなさん楽しそうで、ワクワクした雰囲気が居心地よく、たびたび足を運ぶようになりました。私はそこで、レイキ、オラクルカード、数秘術、気学、占星術など、いろいろなことを少しずつ学ぶようになったのです。

◎気づいたら、龍が近くにいるようになった

　あるとき、ひょんな流れからそこで出会ったセラピストの方が開く江の島の龍のイベントに参加することになりました。

　そのときもまだ、龍とのご縁は感じていませんでした。たまたま実家が鎌倉で、江の島の近くで育ったため、イベントの開催場所に親近感があったくらいです。
　しかし、それは私のような初心者が行くのではない超マニアックなイベントで、セラピストの方をはじめ、参加者のみなさんは、すでに龍とおしゃべりができたり、姿が見える方などがほとんどでした。

　最初に驚いたのは、急に歌いだしたり踊りだしたりする方がいることでした。あちこちに水を撒 （ま）いたり、見たことがない楽器を奏でる方がいたりもしました。
　当時の私にとっては面食らうことばかり。
　主催者の方のお話も、まったく意味がわかりませんでした。

• （主催者の方）「龍を見たことがある人はいますか?」
• （私の心の声）「は?　見えるわけないじゃん!」
• （参加者の半分以上の方）「はい!」
• （私の心の声）「ええっ!」
• （主催者の方）「龍とワークしている方はいらっしゃいますか?」
• （私の心の声）「はぁ〜?　いるわけないでしょ!」
• （参加者の半分くらいの方）「いろいろとやってます!」
• （私の心の声）「ホントに?」

　このような話を聞きながら、当初は相当ヤバいところに来てしまったと思ったものでした。

　ただ、「龍というものは、身近にいるものだということ」「ほとんどの人に相棒のような龍がいる」「龍は人間とともに成長したがっている」といったお話にとても心を動かされて、刺激を受けてしまったのです。
　まるでファンタジーや漫画のような世界でした。

　それから、しばらくすると、
「あれ?　これは、もしや龍では?」
「今の声は何?　誰かいた?　いや、いない?　やっぱり龍?」
　というように、龍の気配や姿を少しずつ感じるようになっていったのです。
　もちろん、はじめは「空耳だろう」「私、疲れてるんじゃないか」と、思ったりしましたが、何度も何度もサインをくれるので、徐々に受け入れるようになりました。
　そして、いつの間にか、気がついたら、龍が近くにいるのが普通になっていたのです。

◎龍は意思疎通ができる人が増えることを望んでいる

　龍とおしゃべりするようになってから、知りたいことがあれば、ほとんど龍が教えてくれるようになりました。
　たとえば、龍たちは、意思疎通ができる人が増えるのを望んでいること。また、人間とともに成長することが、龍にとっても成長の証であり、生きがいになること、などです。

　龍とのコミュニケーションを通して、私は「龍とおしゃべりができる仲間を増やして、一人でも多くの方が今よりもっと幸せになるお手伝いができたら、こんなにうれしいことはない」と思うようになりました。それが、龍の言葉を通訳する「ドラゴンメッセンジャー」の養成につながりました。
　この講座を受けると、なんと約9割の方は、龍から何らかのメッセージを受け取れるようになっています。

　本書ではそのエッセンスをたっぷりご紹介してまいります。
　楽しみにしてください。

◎龍とともに生きると、〝人生の質〟がまったく変わる!

　龍とおしゃべりできるようになると、何が変わるでしょうか?
　私自身が龍とおしゃべりできるようになって、一番変化したことは何かといえば、〝人生の質〞そのものです。
　私は、龍とともに悩める方たちのご相談に乗ることもありますが、そもそも自分がセラピストになること自体、まったく想定外のことでした。

　前述したように、私は前職に特に不満もなければ、やりたいこともありませんでした。「家族が健康で、毎日おいしいご飯が食べられるのが平凡でも一番幸せ」って、本気で思っていたんです。
　その気持ちは今も持っていますが、龍と出会ったことで、龍のアドバイスを元に行動するようになった結果、自分自身でも思いもよらなかった人生の新しい扉が次々と開き、想像もしていなかった人とのご縁や素晴らしい経験をさせていただくようになりました。
　しかも、すべての展開がジェットコースターのごとく速いのです。

　龍とともに生き始めると、何が起こるか予期できないことばかりですが、毎日が新鮮でワクワクし続けています。
　今は、龍とともに生きることは、「本来の自分を生きること」なのだと思っています。

◎龍とおしゃべりしながら、ワクワクする幸せな人生をつくりましょう!

　空を見上げて龍に見える雲を見たことはありませんか?
　龍と話すことができたら、いろいろと教えてもらえるのに……と思ったことはないですか?　そんなことできるわけないと思っていますか?

　時代が変わり、今は自分の夢を叶かなえることが大事な時代になっています。目的を決めさえすれば、龍はそれを叶えるために動いてくれるでしょう。

　以前の私のように、「特別に何かをしたいわけではないし、不満もない。それなりに幸せ」と感じている方も、意外と多いのではないかと思います。
　今、目標や夢がすぐに浮かばなくても大丈夫です。「何か面白いことないかなぁ」と思っている方は、龍とおしゃべりすることを目的にするところから始めるのもいいかもしれません。
　龍とおしゃべりすることで何が手に入るでしょうか?
　最初は何もかもがスピーディーになり、トントン拍子に進むので、浮かれ気味になるかもしれません。ドラゴンパワーは想像を超えたパワフルさなんですよ。
　あなたが望むなら、龍という最強のサポーターとともに、人生をすっかり思い通りにつくり替えることもできるのです。ワクワクしますね。
　私の周りには、龍とコミュニケーションをとるようになって、人生がガラリと好転した方がたくさんいらっしゃいます。

　次はあなたの番です。
　今のあなたには想像できない未来が待っていることでしょう。