■ ONWARD
今日の後に今日はない。
部分的にお前に似た人はいても、
お前の人生を肩代わりしてくれる人は他にいない。
その身体と人格と魂と人生とあらゆるものの関わりが
組み合わさった結果としてのお前という存在を
生きることのできる別の存在はない。
ひとりで担うには欠けが大きすぎるとお前は思うが、
その欠けごと自分である事を認識し受け入れよ。
なぜなら、お前の中にあらかじめある欠け、
それはお前が創造するべき部分だ。
補填ではない。
あるいはお前自体の形を変えるほどのふくらみになるかもしれない。
だから、その欠けこそがおまえ自身だ。
そして、それが抗いがたい致命的にみえる欠けであったとしても、
自分のやりたい事をあきらめてはいけない。
つるつるの壁に爪を立てよ。
その結果、予定通り落ちていったとしても
その意志は記憶される。
失敗せよ。
無意味な事をやれ。
自分の足で立って歩け。
走らなくてもいい。