/栢野 克己

なぜ、「会社の数字」は達成されないのか?
なぜ、「会社の数字」は達成されないのか? 竹田 陽一

間違いだらけのコンサルタントと社長たち

会社にとって最も重要なこと、それは「経営計画」です。
しかし、経営計画と聞くと、多くの社長が間違った考え方をしています。

それは、「経営計画は数字を立てること」と思っていることです。
これは多くのコンサルタントも同じで、
数字を上げるために決算書から来期の計画を立てます。
実はここに大きな間違いがあるのです。

小さな会社にとって「会計中心の経営計画」は役に立ちません。
その大きな誤解は、1960代から始まっています。
かのピーター・ドラッガーが来日して以来、
日本の社長やコンサルタントは決算書中心の
経営計画書が流行してしまったのです。

しかし、決算書は過去の数字。
資金のある大企業や設備投資が膨大な製造業などはいいのですが、
小さな会社にとっては意味がないのです。

そこで、小さな会社にとっての経営計画とは、
「社長の実行計画書」にほかならないのです。



小さな会社のための「社長の実行計画書」とは?

まず、経営計画について次のような考え方をしていた社長は、
おそらく間違った経営をしています。

・経営理念が会社を動かす
・経営計画は数字がすべてだ
・対前年比こそが目標だ
・もっと社員は勉強するべきだ
・資金繰りこそ大事だ
・売上アップは市場の拡大しかない
・成果主義で社員のやる気が出る
・人間関係が良ければ業績はアップする

この本では、1年間で社長が実行すべき計画を
立てることを念頭に置いています。

そして、社長が考えた戦略や戦術を
この1年間でどれくらい達成できるかが会社を大きく変えていきます。

しかも、社員全員に伝えて、
社長が今何をしているかを知ってもらうのです。
それが有言実行につながり、
1つひとつ会社の仕組みが出来上がっていきます。

経営計画書は、社員はまったく覚えていません。
社長ですらロッカーに入れっぱなし人が多いのではないでしょうか。
「社長の実行計画書」とは、社員のベクトルを合わせ、
社長自身が会社を変えていく「ビジネス約束手形」なのです。



「社長の実行計画」は3カ月ごとに落とし込む

計画に盛り込まなければならない項目は8つあります。
それはランチェスターの8大要素です。

「商品」「営業地域」「業界・客層」「営業」
「顧客維持」「組織」「資金・経費」「仕事時間」
です。

これらの8つに対して、3カ月でできることを
計画に落とし込んでいきます。

あなたの会社にとって優先しなければならない重要事項、
達成のために時間のかかるものから入れていき、
その隙間に1カ月くらいでできるものを埋めていきます。

すると、社長が1年間で達成できる項目は10~12件くらいになります。
1年間で10件以上の目標が達成されれば、
会社は劇的に変わっているはずです。



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目次

会社の数字が上がらず、苦労している社長へ!
第1章 間違いだらけのコンサルタントと社長たち
第2章 間違いだらけの経営計画
第3章 小さな会社の実行計画書とは?
第4章 あなたの会社を1年で変える「社長の実行計画書」

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