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2016 日本経済 投資のシナリオ
2016 日本経済 投資のシナリオ 今井 澂

日本が企業の6重苦を乗り越え、株価は2019年まで上昇する!

「絶望のうちに生まれた上げ相場は、懐疑のうちに育つ」
という名言があります。
20数年下がりに下がり続けた相場は、
これからは上昇していくというのです。
その最も大きな要因は、日本経済が拡大期に入ったからです。
というのも、企業は「円高」「法人税率引き下げ」
「経済連携協定」「エネルギーコスト減」などの恩恵を受け、
これまで5重苦、6重苦と言われていたものが解消されました。
また、実際に企業全体の業績も良くなっています。

そして日本は、
1980年代に経験した「トリプルメリット(原油安、円高、金融緩和)」が、
「原油安、円安、金融緩和」と形を変えて、
「トリプルメリットⅡ」の時代へと突入していきます。
まさに躍進相場を迎える土壌はそろいました。

また、そのほかにも相場を押し上げる要因はたくさんあります。
「安倍長期政権へ」「郵政3社の上場」「株の大量買い、クジラの存在」
「消費税増税の見送り」「GDP600兆円の目標」
「東京オリンピックによる金融緩和」などです。
そこで、著者が出した長期予想が、
「2019年ごろに日経平均3万円」の強気予想なのです。



世界経済2つの動乱で、日本はさらなる飛躍へ!

日本の株価上昇の要因はそれだけではありません。
現在、世界ではブラックスワン出現の要因がさまざまあります。
そうしたシナリオも想定しておくことも重要です。
世界における突発的な出来事は、株価急落の原因になりますが、
逆に日本にとってはプラス材料となり、株価下落を乗り越えていきます。
そうした世界のブラックスワン出現で、
最も危惧されるのは「ドイツ」と「中国」です。

1.ドイチェ・バンクの隠れた巨額負債に、欧州はさらに混沌を迎える
2.独裁体制で中国は崩壊へ、習近平は第2のゴルバチョフとなる

その理由は、本書に詳しく述べられています。

米ヘッジファンドから直接情報を入手し、
相場のウラを読み解いてきた著者だからこそ知り得る情報が満載です。
本書中には、著者が推奨する銘柄も掲載、
2016年、あなたの投資のシナリオが描ける1冊です。



目次

序章 1980年代と同じく、歴史的な躍進相場がやってくる
歴史的な記録更新で、投資家たちが動き出した
中国崩壊先送りで、株価上昇は2019年ごろまでつづく
1980年代の相場から「トリプルメリットⅡ」の時代へ
過去3年で総額19兆円の財政政策は、今後さらに膨らんでいく
ブラックマンデーから"夏の嵐"を経て、金融緩和はつづく
在期6年確定、安倍長期政権の恩恵はこれから
NTT上場を彷彿させる、郵政3社上場の活況
強力な株の買い手、クジラの存在
消費税増税先送りも株価上昇をあと押しする
日経平均3万円も視野に見えてきた
マネタリーベースからGDP600兆円は絵に描いた餅ではない
二度目の東京オリンピックで金融緩和は2019年までつづく

第1章 世界情勢から日本の新しい上昇相場が生まれる
企業業績の上向きと消費拡大から相場を判断する
TPP参加で「攻めの農業」から経済フロンティアへ
TPPで再び貿易立国が復活する
成長力の鍵、自動車の世界シェアはドイツから日本へ
1株当たり当期利益は1・5倍、投資先は日本しかなくなる
東京ではホテル建設ラッシュ、0・3%プラスの経済効果
日米の信頼関係で外国人投資家の相場への信頼も厚くなった
東アジア冷戦の終結で中国は連邦制に変わる

第2章 日本経済の鍵を握る中国崩壊のシナリオ
上海株暴落、中国「夏の嵐」の教訓
中国崩壊は「起こるのか」ではなく、「いつ起こるのか」
中国の政治体制の衰弱を示す5つの理由
中国の過剰債務は、もはや政府でも解決できない
規制撤廃でその場をしのぐ中国政府
終焉を迎える中国の投資経済
ヘッジファンドに仕掛けられた上海株暴落
経済戦争の道具となったアジアインフラ投資銀行
中国の政争から起こった天津爆発事故
北朝鮮問題から東アジア冷戦が崩壊する
世界のマネーは完全に中国を離れた
中国の暴動鎮圧は、すでに国防予算を超えている
習体制が強固になればなるほど、中国は崩壊の途を早める
中国の追い落としにアメリカが動き始める

第3章 世界経済の核、アメリカ「例外主義」復活のシナリオ
アメリカ独自の外交姿勢を否定したオバマ
オバマの弱腰外交は次期大統領選の反動となる
候補者を1本化できない共和党はいまだ分裂状態
民主党ヒラリー・クリントン候補が逆転、復活へ
本来なら共和党政権のほうが日本にとってはいい
世界経済はアメリカの価値観で動いていく
アメリカ経済に影を落とすジャンクボンド・マーケット
ついにシェールガス関連企業で倒産が出始める
利上げのタイミングを図れない優柔不断なイエレン議長
アメリカの利上げでマネーは日本に動く

第4章 世界経済の新たなる波紋、欧州ブラックスワン出現のシナリオ
ギリシャ問題に隠された、きな臭い欧州経済
ギリシャ債務問題にからむ「ドイツ銀行」の裏事情
ドイツ銀行は欧州のブラックスワンとなるのか
「ドイツ銀行はギリシャから金を強奪した」という衝撃的な暴露
ドイツのほころび、フォルクスワーゲンの不正問題
フォルクスワーゲン問題はドイツを超え、欧州全体の問題に発展する
想像以上に安定を示すロシア経済
高い支持率のプーチン大統領がロシアを安定に導く
変化を求める成長戦略で成功するイギリス経済
新たな成長サイクルへ、ロンドン市場は上昇する

第5章 日本経済の動きから見えてくる投資のシナリオ
日本のマーケットを牽引する「7頭のクジラ」
今後、マーケットに投入される「第8のクジラ」の出現
ひと皮むけたメガバンクがマーケットを押し上げる
日本株の成長力は投資価値で決まる
エネルギー価格低下の恩恵は、年を追うごとにあずかれる
長期景気サイクルも投資価値を押し上げる
相場のウラを知れば、投資は怖いものではない

終章 私の注目銘柄8プラスα──これで殖やしましょう!
リスクもリターンも大きい、日経平均「ブル型」「ベア型」の2銘柄
ビジネスの伸張が約束されている「全天候型銘柄」の4銘
大きくは化けないが儲けられる2銘柄
投資国を選ぶなら、注目はインド
ユーロ不安から金の相場は買いどきを迎える

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