沢雉会(たくちかい)

沢雉会の原点は10数年前にさかのぼります。

東京の神保町で、毎週末に勉強会を行っていた、ある無名の人物がいました。
その勉強会の名前を
沢雉会(たくちかい)
と言います。

中国の思想書である荘子の中に、
沢の雉(キジ)という話があります。
「沢雉十歩一啄、百歩一飲、不期畜乎樊中、神雖王不善也」
そんな風な意味です。
この話に心を打たれた彼は、勉強会の名前を、
沢雉会と命名しました。

それから毎週末、10人も入れば足の踏み場もないほどの
狭い神保町のオフィスで、勉強会がスタートしました。

ウィークデーはセラピストとしてクライアントの問題に命を削って取り組み、
週末は沢雉会で、潜在意識や催眠についてのヤバイ話をガンガン話す。

テーマは何でもアリ。自由。

スピリットから湧き上がってくる想いを、
ただひたすら言葉にのせてぶつけ続けた。
どんなときも媚びなかった。

「聞きたければ来てください。
聞きたくなければ、どうぞお帰りください」
その門外不出の話の数々は伝説です。
沢雉の理想を追求するが故に、ときに、愛するものから裏切られ、打ちのめされ、
ボロボロになりながらも、それでも腐らず、イジけず、初心を貫き続けた。やがて…

当初数人ではじまった沢雉会は、どんどん人が増え、
ついには、オフィスにも入りきらないほどになりました。

以降の活躍は、あえて申し上げる必要はないでしょう。

書く本はベストセラーとなり、累計150万部を超え、
目標達成プログラムには1万人の仲間が参加し、
世界有数のホールに、たった1人で5000人もの人を集めるまでになりました。

言うまでもなく彼の名前は、石井裕之。

そして2009年1月。
かつて封印した、沢雉会が、新生・沢雉会として復活しました。
石井裕之の本音が炸裂する唯一の場所として。

沢雉会入会者に必要なのは、沢雉スピリット。
簡単にいえばそれは―
“外の世界の正解に自分を合わせる生き方ではなく、自らで答えを創りだしていく生き方”
たとえ、食べ物や飲み物に困っても、籠の中で飼われることをよしとせず、
時にはつまずき、時には傷つき、時にはどうしようもない困難に遭遇しても、
自分を信じ、自分の可能性を信じ、自らの足で生きていく、その喜びを選ぶもの
それが沢雉スピリットです。