消費者心理分析専門家。株式会社イー・クオーレ代表取締役。米国NLP協会認定マスタープラクティショナー。LABプロファイルトレーナー。
2005年、株式会社ドゥ・ハウス(現・株式会社エクスクリエ)に入社。マーケティングリサーチ部に所属。食品、飲料、化粧品、医薬品、日用雑貨品のメーカーを主なクライアントに持ち、クライアントの課題解決に向けて、定量調査から定性調査まで幅広い調査に携わる。2013年、株式会社イー・クオーレ創業。定性調査をメインの事業に据える。膨大な質的データをわかりやすくビジュアル化することが得意。消費者心理分析専門家として、20年間に500案件以上を受託し、2万人の消費者にインタビューを実施。人の心と脳の仕組みを学び、インタビューに活かすため、心理学・脳科学について学ぶ。心理学的アプローチを取り入れたラポール形成、深層心理を掘り下げるインタビュー手法について研究。エビデンスを踏まえてユーザーを体系的に分類するプロファイリングメソッドを確立。リサーチ結果からより精度の高いセグメンテーションとターゲティングを可能にした。狙うべきメインターゲットに対し、どのような施策を行なうべきかの提言には定評がある。全国各地での講演会や「デジタルマーケターズサミット」への登壇、「MarkeZine」(翔泳社)等の各種メディアに寄稿し情報を発信中。
◆株式会社イー・クオーレHP https://ecuore.co.jp/
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						消費者の立場になってみると感じることですが、栄養ドリンクにせよ、洗剤にしろ、家電にしろ、効能や機能などは一定水準を超えており、何がどう違うのか、その差が見えにくくなり、どれを買おうかわからなくなるときってあるものです。消費者心理分析専門家で、本書の著者である犬飼江梨子さんは、「今の消費者は、情報過多で選択疲れしている」と指摘します。それをふまえると、商品開発やマーケティングをする側としては、今まで以上に、消費者のニーズを正確に把握し、ターゲットの問題解決となる商品戦略を打ち立て、売れるコンセプトに落とし込むことが求められているわけです。犬飼さんは今までに2万人以上の消費者の潜在ニーズを掘り起こしてきた人物。そんな犬飼さんが、脳科学と心理学をベースに、これまで培ってきた経験、知識、知恵から導き出した「ニーズ・ファインディング・メソッド」について、豊富な事例を交えながらわかりやすく解説してくださいました。競合他社との差別化や消費者ニーズの把握に悩む経営者、マーケターの方にお役立ていただける1冊に仕上がりました。   POSTED BY森上 View More脳科学&心理学に基づき、情報過多で選択疲れする消費者……。
 購買行動につながる
 「消費者の潜在ニーズ」を丸裸にする
 技術革新により商品やサービスの差別化が困難になり、
 「コモディティ化」が進み続けている……
 
 今、本当の消費者ニーズを反映した
 差別化ができない時代です。
 
 そんな時代に、
 脳科学&心理学に基づき、
 購買行動につながる
 「消費者の無意識」にリーチする
 メソッドが存在します。
 
 その名は、
 「ニーズ・ファインディング・メソッド」。
 
 このメソッドは、
 お客様の心の奥底に眠る「潜在ニーズ」を明らかにし、
 商品開発やマーケティング戦略に落とし込む方法です。
 
 「ニーズ・ファインディング・メソッド」には、
 大きく5つの原則があります。
 
 【原則1】デプスインサイトクエスチョン:
 消費者インタビューを通じて、消費者の深層心理を明らかにする究極の質問技法。
 【原則2】4セグメント・ブラッシュアップ:
 消費者ニーズの解像度を高める、知らなければ損するニーズ4分類理論。
 【原則3】ニーズ・ヴィジュアライズ:
 発見したニーズを整理し、重要なポイントを可視化する構造的フォーカススキル。
 【原則4】ニーズ・フォーカス・コンセプトメイク:
 ニーズを売れるコンセプトに変換する翻訳メソッド。
 【原則5】販売期待値シミュレート:
 売れるかどうか、コンセプトの商品購買確度を予想する手法。
 
 この法則をベースに、
 情報過多で消費者のニーズが見えにくい時代において、
 消費者のニーズを正確に把握し、
 ターゲットの問題解決となる商品戦略を打ち立て、
 売れるコンセプトに落とし込む方法を
 解説したのが本書です。
 
 本書の著者は、
 今まで2万人超の消費者の
 潜在ニーズを掘り起こしてきた、
 気鋭の消費者心理分析専門家。
 
 今まで培ってきた
 経験・知識・知恵から導き出した究極メソッドを、
 豊富な事例や図表を交えながら、
 わかりやすく解説しています。
 
 ◎消費者が本当に求めているニーズを見つける方法がわからない人。
 ◎消費者調査の結果を効果的にマーケティングに活かせない人。
 ◎新商品開発のための最適な調査方法を模索している人。
 ◎消費者のニーズを引き出し、売れる訴求やコミュニケーションを考えたい人。
 ◎定量調査はよく行なうが、定性調査の経験が少ない人。
 ◎現在の消費者調査に物足りなさを感じている人。
 
 などなど、
 悩めるリーダーや経営者、マーケター必読の1冊です。
 
 
 
 気になる本書の内容本書の内容は以下のとおりです。
 はじめに――消費者ニーズの解像度を高める、究極のニーズ発見法
 
 第1章 見えざるニーズを探せ! コモディティ化時代の消費者心理
 ◎「コモディティ化」「不満なし」の時代の抜け道はどこにある?
 ◎消費者の無意識に潜む深層ニーズを掘り起こす2つの手法
 ◎他社よりも良い商品なのに、なぜ売れないのか?
 ◎消費者が知りたいのは、「機能的な特長」ではなく、「どのように良いのか」──明確にすべき4要素
 ◎情報過多で選択疲れする消費者
 ◎「能動的」から「受動的」にシフトした消費者の購買行動──4つの要因
 ◎選択疲れの消費者に訴求する3つの視点例
 ◎行動の95%を支配する「無意識の力」
 ◎消費者は自分のニーズがわかっていない!?──ニーズの発生モデル
 ◎イノベーションのヒントをつかむ3つの未充足ニーズ
 ◎【未充足ニーズ①】実現を望むが、まだ叶っていないニーズ──真の未充足ニーズ
 ◎【未充足ニーズ②】満たされているが、さらなる向上を求めるニーズ
 ◎【未充足ニーズ③】新規性を求めるニーズ
 ◎隠れたニーズ発見の3つの視点
 
 第2章 「深層消費者ニーズ」を丸裸にする――「ニーズ・ファインディング・メソッド」の全体像
 ◎「ニーズ・ファインディング・メソッド」の5原則
 ◎真のニーズを捉えたいなら、定性調査一択
 ◎消費者のニーズを、3段階で構造的に理解する
 ◎3つのニーズの詳細
 ◎な消費者ニーズに応えるベネフィット表現の重要性
 ◎「機能の説明」は「ベネフィット」ではあらず
 ◎ニーズを把握するときは、まずは顧客のセグメントから
 ◎顧客セグメントごとに、調査課題を設定する
 
 第3章 「ニーズ・ファインディング・メソッド」を実践する
 【原則1】デプスインサイトクエスチョン
 本当のニーズを調べるための「無意識領域調査」の実践法
 ◎ニーズを把握するためのスタンダードな聞き方
 ◎自社のヘビーユーザーへの聞き方
 ◎未顧客(認知非購入者、未認知者)への聞き方
 ◎生活文脈の中で商品ニーズを掘り起こす
 ◎【事例】「パン」の商品ニーズを掘り起こす
 ◎プロセス感情の言語化で、潜在的ニーズが見える
 ◎プロセス感情の言語化に向けた聴取法
 ◎【事例】食器用洗剤を使用するプロセス感情を明らかにする
 ◎言葉の意味を深掘りしたいなら、メタファーで捉える
 ◎【事例】スキンケア商品をメタファーで捉える
 ◎メタファー画像は、用意するのがいい? 出してもらうのがいい?
 ◎真のニーズを捉えたいなら、ニーズの上位概念を聞く
 ◎BEニーズを抽出する方法
 ◎【事例】クリームチーズでBEニーズを引き出す
 
 【原則2】4セグメント・ブラッシュアップ
 消費者ニーズの解像度をさらに上げる、知らなきゃ損するニーズ4分類理論
 ◎人間の本質がわかる10の根源ニーズ
 ◎時代とともに変わるニーズと、10年後も売れる商品をつくる秘訣
 ◎時代とともに変わってきた4つのニーズ
 ◎ロングセラーコンテンツに求められる4つの視点
 ◎あなたの顧客はどのタイプ?──ニーズ4分類理論
 ◎4つのニーズの内容
 ◎4象限各タイプの特長
 ◎4分類理論でニーズを整理する
 ◎【事例】ニーズを4分類理論で整理して、レシピ企画・コンテンツ作成に役立てる
 ◎ニーズ4分類理論でセグメンテーションを行なう
 ◎【事例】エンタメやゲームに求めていることを探る
 
 【原則3】ニーズ・ヴイジュアライズ
 商品価値構造マップをつくれば、なぜ商品が売れているかが明らかになる
 ◎エンドベネフィットを、3段階で構造的に理解する
 ◎「記憶に残る体験価値」の威力
 ◎エンドベネフィットを明確にするための「ラダリング法」
 ◎【事例】「1本満足バーPROTEIN」をラダリング法で解析
 ◎商品の価値を整理すると、自社のUSPが見えてくる
 ◎4つのステップで分析する
 ◎USPを特定するときのポイント
 
 【原則4】ニーズ・フォーカス・コンセプトメイク
 フォーカスしたニーズから、売れるコンセプトを考える翻訳メソッド
 ◎誰でも簡単にコンセプトをつくれる! 「コンセプトメイキングフォーマット」を公開
 ◎コンセプトを考えるための必須3要素
 ◎「消費者ニーズ」から「商品コンセプト」を作成する手順
 ◎コンセプトフォーマット記入のポイント
 ◎「購買喚起ワード」とは何か?
 ◎ニーズを価値ある商品に変換する10の引き出し
 ◎2つの思考タイプを意識して売れるコンセプトをつくろう
 ◎「目的達成型」の消費者へのアプローチ
 ◎「リスク回避型」の消費者へのアプローチ
 
 【原則5】販売期待値シミュレート
 コンセプトの商品購買角度を調べて、方向性を考える
 ◎作成したコンセプトを評価する「コンセプト・スクリーニングテスト」
 ◎商品の成功確率を高める「コンセプト・スクリーニングテスト」の実施方法
 ◎定性調査でコンセプトをブラッシュアップする
 ◎価格評価を提示するタイミング
 ◎定量調査で「売れるコンセプト」かどうか、商品購買角度を調べる
 ◎定量調査の結果分析における設定すべき判断基準の指標
 ◎コンセプトを絞り込むときは、誰に評価されたかで判断する
 ◎「売れるか、売れないか」推計値を出して市場ボリュームを算定する
 
 第4章 失敗事例から成功法則を理解する
 ◎シーズ起点の新商品が陥りがちなターゲット不在のプロダクト
 ◎【失敗事例】効果をイメージできなかった新成分の化粧水
 ◎【失敗事例】欲張りすぎた? 多機能炊飯器の落とし穴
 ◎C/Pギャップが生まれると、リピート購入してもらえない
 ◎【失敗事例】誇大表現によるパフォーマンス不足の補正下着
 ◎【失敗事例】消費者の期待とズレるスキンケア・ヘアケア製品
 ◎失敗事例から見えてくること①
 ◎こだわりすぎて売れなかった!? 消費者ニーズとのズレがもたらす失敗
 ◎【失敗事例】本格的すぎて手間がかかりすぎた冷凍パン
 ◎【失敗事例】素材にこだわりすぎたクラフトビール
 ◎失敗事例から見えてくること②
 ◎No1があふれすぎて、効果が弱まっている
 ◎「社会的証明」を使うときの注意点
 ◎他社の後追いで迷子になる? 模倣商品開発の落とし穴
 ◎【失敗事例】家電メーカーが模倣した掃除機
 ◎失敗事例から見えてくること③
 
 第5章 「購買喚起ワード」で商品が売れた成功事例
 ◎「オノマトペ」は、なぜ購買喚起ワードとして強いのか?
 ◎「オノマトペ」を使ったヒット商品を分析
 ◎伝わりにくい・既視感のある商品特徴をメタファーで表現する
 ◎「メタファー」を使ったヒット商品を分析
 ◎「どうなりたいか、どうなれるか」 感情にフォーカスした訴求
 ◎「感情アプローチ」を使ったヒット商品を分析
 ◎リアルなシチュエーションが、購買喚起につながる
 ◎「リアルなシチュエーション」を使ったヒット商品を分析
 ◎結局、一番強いのは「新技術」
 ◎「新技術」を使ったヒット商品を分析
 ◎「コモディティカテゴリー」は、「効能」で一点突破
 ◎「効能」を使ったヒット商品を分析
 
 第6章 自分事化で、消費者ニーズがわかるようになる
 ◎今の訴求で、あなたはその商品を買いますか?
 ◎昔の自分に聞いてみよう
 ◎機能や価格だけで売ろうとしていないか?
 ◎「感情が動いた体験」だけが「情緒価値」をつくることができる
 ◎消費者として心を動かされた商品体験①──期待を超えたおせんべい「瀬戸しお」
 ◎消費者として心を動かされた商品体験②──ニッスイ「ちゃんぽん」冷凍食品
 ◎「ちょっとした期待を超える」レベルで、「情緒価値」は十分生まれる
 ◎なぜ「自分感覚」と「消費者感覚」を重ねることが大事なのか?
 
 おわりに――世の中に、フィールドマーケターを増やしたい
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