あなたはどう評価されている!?
身近な場においても、職場においても、他人の評価が気にならない人はいません。
その評価にあなたの「話し方」が関係しているとしたら、
あなたはどうしますか?
「言動一致」という言葉がありますが、
人は「言葉」によって他人を判断します。
友人・仲間・家族、上司・先輩・同僚・部下との
人間関係は「話し方」によって左右されるのです。
こんな人はヤバイ!
- 話し手が、ほかの人とは目を合わせるが、
あなたと目を合わせることが極端に少ない - あなたが話すと座がしらけたり、話が途切れてしまう。
- あなたの話に対してあまり共感を示さない
つまり、認められるようになるには、
「話し方」を変えるしかないのです。
認められるには「交渉力」と「断り方」が重要
誰もがあなたに一目置く存在になるには、「交渉力」が必要です。
交渉力というと何やら難しく感じますが、
日常の場面でも数多く登場します。
たとえば、ランチにレストランに行って、
お客がまだいないのに、隅のトイレの前の席に
案内されたとしましょう。
あなたは何も言わず案内された席に座りますか?
聞くと店員は、
「順番にお詰めいただいているので……」と言います。
すると、実に90%以上の人が、
だまってその席につくそうです。
「せっかく早く来たのに、窓側の景色のいい席につきたい」
そう思ったら、交渉のスタートです。
もしカップルで来たなら、交渉していい席につけたほうが、
相手から認められるはずです。
このように、交渉とは相手の要求と
こちらの要求をすり合わせ、互いが納得いくように
結果を求めることなのです。
この本では、こうした身近な交渉事から、
仕事における交渉事まで「話し方」の技術を紹介します。
また、「断り方」も交渉の一つです。
いつも人からの頼みは断れないと言う人は、
実は認められていない証拠です。
自分の思いをどううまく伝えるか。
あなたが認められる人になるための方法を伝授していきます。
著者について
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1961年、中央大学法学部卒業後、大和運輸(ヤマト運輸)に入社。
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1967年、言論科学研究所入所。指導部長、理事を歴任。
1983 年、(株)話し方研究所設立、同研究所所長に就任。
2004年、会長。コミュニケーションを軸にした講演、講座に出講。
また、話し方研究所主催のセミナーでも直接指導にあたる。
主な著書に、ベストセラーとなった『人は「話し方」で9割変わる』
『女性は「話し方」で9割変わる』『子どもは「話し方」で9割変わる』
『職場は「話し方」で9割変わる』(経済界)のほか、
『場の空気が読める人、読めない人』(PHP研究所)、
『プレゼンの上手な話し方』(ダイヤモンド社)など。