フォレスト出版

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書籍

上司として言わなければいけないことをストレスゼロで的確に伝える方法を徹底解説。

「言いにくいこと」をうまく伝える

司 拓也 著

1,870円(税込)
自己啓発/ビジネススキル
「言いにくいこと」をうまく伝える
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「パワハラ・モラハラ」「心理的安全性」「早期退職」……。時代が変わり、ビジネスの現場では、部下への指示や依頼をする際のコミュニケーションでとまどい、思い悩むリーダーやマネージャーが急増しているようです。時には、組織や部下にとって、耳の痛い話、言いにくいことを言わなければならないときもあるでしょう。でも、「パワハラ・モラハラ」を気にしすぎて、言うに言えない。私のまわりでも、そのような愚痴や悩みを見聞きします。だから、できるだけ余計なことは言わない。指摘しない。すると今度は「注意してくれない」「教えてくれない」「成長機会の損失」と言われる。上からは「上司としての指導力が足りない」と言われる始末……。このような状態であれば、「管理職は罰ゲーム」といった言葉が湧き上がってくるのも無理ありません。それぐらい、今のリーダーやマネージャーは、とても窮屈な状態にあると言っても過言ではありません。
そんな悩みに対して、コミュニケーショントレーナーとして活躍中の司さんは、心理学ベースで体系化したコミュニケーション・メソッドを開発。そのメソッドを、実用性の高い形でわかりやすく解説してくださったのが本書です。部下とのコミュニケーションに悩むリーダー、マネージャーにお役立ていただける仕上がりとなりました。

森上

POSTED BY森上

【パワハラ・モラハラを気にして
「言いにくいこと」を言えない
全マネージャー、リーダー必読の書】

部下にフィードバックをするとき、

「反発されたらどうしよう」
「雰囲気が悪くなったら嫌だな」
「モラハラ、パワハラと言われたらどうしよう」
「こんなことを言ったら、明日から来なくなるかも……」

そんなふうに思って、
言うのをためらった経験がある
リーダーやマネージャーが近年急増しているようです。

でも、言わなければ、
部下が変わらない。
チームや組織も良くならない。

では、どのように伝えればいいのか?

そんな悩みを抱えている
全リーダー、マネージャーに向けて、

部下を傷つけず、
パワハラとも受け取られずに、

「言いにくいこと」や「耳の痛いこと」を
上手に伝える技術

を徹底解説したのが本書です。

そのベースとなるのが、
日本随一のコミュニケーショントレーナーとして知られる
著者が体系化した
「QFB-3SC」コーチングメソッドです。

このメソッドを使えば、
相手に「言いにくいこと」「耳の痛いこと」を
ストレスフリーで的確に伝えることができます。

そしてなにより、
このメソッドで伝えられた相手は、
自ら考え、動き出します。

「心理的安全性」「パワハラ防止法」「早期退職」……、
このように上司にとって息苦しい環境であっても、
リーダーやマネージャーは、
上司として言わなければいけないことを、
しっかり相手に伝えられるようになります。

部下とのコミュニケーション、育成に悩む
全リーダー、マネージャーに役立つ1冊です。



気になる本書の内容

本書の内容は以下のとおりです。

第1章 部下を萎縮させる「NG対応」を
やめることから始めよう
◎なぜ基本的なタブーを知っておいたほうがいいのか?
◎「ハラスメント回避」6つのポイント
◎【回避ポイント①】1対1で個別に伝える
 ──第三者の前で指摘せず、本人のプライドに配慮する
◎【回避ポイント②】事実に基づき、具体的に伝える
 ──憶測で話さず、客観的事実で納得感を高める
◎【回避ポイント③】感情的にならず、冷静に伝える
 ──怒りをぶつげず、冷静な対話で反発を防ぐ
◎【回避ポイント④】相手の言い分も聞く
 ──一方的に話さず、相手の考えや事情も理解する
◎【回避ポイント⑤】改善策を一緒に考える
 ──突き放し厳禁!改善策は知恵を出し合う姿勢で
◎【回避ポイント⑥】いいところを見つける
 ──短所だけでなく長所も認め、成長意欲を高める
◎「言いにくいこと」をストレスフリーで伝えるメソッド
◎組織を内側から変える3つの隠れた効果
 ――「QFB-3SC」コーチングメソッドの真価

第2章 部下が自ら成長する対話の「仕込み」術――「QFB–3SC」コーチングメソッド
◎現場で発生しているリーダーシップコミュニケーションの壁
◎「QFB–3SC」コーチングメソッドの基本
◎メソッド開発の原点
◎Tさんの指導と「QFB–3SC」メソッド
◎事例で見る「QFB–3SC」メソッド活用法
◎【ケーススタディ】取引先へのプレゼンで失敗した部下
◎なぜ部下はやる気をなくすのか?──従来型のフィードバックの問題点
◎なぜこのフィードバックは、機能しないのか?
◎【解決策】「QFB–3SC」メソッドを使ったフィードバック──QFB編
◎なぜこのフィードバックは心に響くのか?
◎【解決策】「QFB–3SC」メソッドを使ったフィードバック──3SC編
◎Summarizeの効果
◎Suggestのポイント
◎Supportで伝えるべきこと
◎Commitで計画を現実に変える
◎上司は「監視者」ではなく「支援者」という発想

第3章 クセのある相手との対話の「仕込み」術
◎クセのある相手への対策
◎【ケース1】指示が適切に伝わらない場合──「誤解のない指示」を実現する技術
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース2】同じことを何度も質問してくる部下への自立を促す対話手法
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース3】部下が自分の考えを率直に伝えてこない場合──「声なき声」を引き出す技術
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース4】意見が出ない部下たちへの対処──「忖度の壁」を取り払う技術
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース5】指示通りに動かない部下との対話──「指示と工夫のバランス」を実現する
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース6】仕事の進捗が遅い──納期遅延を未然に防ぐ対話のアプローチ
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース7】ミスや危機感のなさがある──小さなミスを大きな成長へと変える対話術
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース8】自己中心的姿勢の改善──「チームの視点」を引き出す対話術
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法
◎【ケース9】チャレンジ精神の育成──小さな成功体験から挑戦心を引き出す
◎「QFB–3SC」メソッドに則した対策法

第4章 部下に心穏やかにフィードバックする方法――BRIDGEワーク
◎言いたいことが言えないことに毎日イライラしているあなたへ
◎フィードバックがうまくいかない本当の理由
◎リーダーの「こうするべき」「こうあるべき」
◎部下の「こうするべき」「こうあるべき」
◎「べき論のぶつかり合い」からの脱却
◎「わからない」ことを受け入れる勇気
◎「わかろうとする姿勢」そのものが上司の仕事
◎「BRIDGEワーク」とは何か?
◎「BRIDGEワーク」の進め方
◎「BRIDGEワーク」がもたらす効果
◎【事例1】在宅勤務をめぐる不公平感に苛立つ営業課長の場合
◎「BRIDGEワーク」の実践
◎対話の実現
◎「BRIDGEワーク」実践プロセス
◎【事例2】時間管理が甘い部下に苛立つ企画課リーダーの場合
◎「BRIDGEワーク」の実践
◎対話の実現
◎「BRIDGEワーク」実践プロセス
◎【事例3】顧客対応で不安を見せる若手社員に苛立つサービス課長の場合
◎対話の実現
◎「BRIDGEワーク」実践プロセス
◎「BRIDGEワーク」でよくある質問と回答
◎支えるひと言は、指導以上に人を動かす

第5章 「言えない」が「言える」に変わる身体と心の「仕込み」術
◎優しいマネージャーほど陥る「フィードバック恐怖症」の正体
◎心が動揺するとき、あなたの身体はどうなっている?
◎身体が記憶する恐怖──「喉の締め付け」の正体
◎メンタルを鍛えるな、身体をハックせよ
◎身体をハックする3つのステップ
◎【ステップ①】身体の「姿勢」を変える──不安は「形」から消していく
◎【ステップ②】相手との「位置」を変える──対立から協働へ
◎【応用編】オンライン会議での「心理的な位置」の変え方
◎【ステップ③】心の中の「敵」を変える──問題こそが、倒すべき相手
◎行動を変え、感情をハックする――「C-A-R-E(ケア)」フレームワーク
◎あなたはもう、一人で悩まなくていい
◎身体と行動を変えることから心は変わっていく

Author著者について

  • コミュニケーショントレーナー・研修講師。声と話し方の学校「ボイス・オブ・フロンティア」代表。
    指導歴20年以上、延べ1万人を超えるビジネスパーソンを指導。行動心理学・コミュニケーション技法を融合させ、相手に攻撃されずに「言いたいことを正しく伝える」独自のメソッドを確立。さらに、相手を傷つけることなく“言いにくいこと”を伝え、相手を前向きな気持ちにさせて動かす技術を体系化した。この道を志したきっかけは、幼少期のいじめや、働く中で経験したモラハラ・パワハラ。そこから、対人関係における伝え方の重要性を痛感し、「信頼を得ながら成果を出す伝え方」の研究と実践を重ねてきた。現在は、管理職やチームリーダーを対象に、ハラスメントリスクを回避しつつ組織目標を達成するための指導・フィードバック研修を展開。1on1面談、チーム会議、部下指導など、現場で即座に活用できる実践的な研修スタイルで、企業経営者やマネージャー層から高い評価を得ている。著書に、YouTube番組「リハック」で20万回以上再生され話題となった『嫌われずに「言い返す」技術』(フォレスト出版)、『共感されるリーダーの声の作り方・話し方』(ぱる出版)、『繊細すぎる人のための自分を守る声の出し方』(朝日新聞出版)などがあり、累計発行部数は20万部を超える。

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