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  • 著者の越水遥さんは、東大に現役合格、在学中に司法試験一発合格という方ということもあり、よくまわりから「勉強がお好きなんですね」とか、「もともと地頭がいい、いわゆる天才なんですね」と言われるそうです。その際、越水さんは真っ向から否定し、「勉強はあまり好きではないし、天才でも秀才でもないですが、『試験の天才』ではあると思います」と回答するとのこと。越水さんいわく、「勉強がいくらできても合格できるとは限らない。試験合格に満点はいらない。つまり、試験には頭の良さは不要で、必要なのは対象の試験に対して、徹底的にムダを排除し、ピンポイントで完全攻略できるかどうか」。今回の本で完全公開してくださった、合格から徹底的に逆算した勉強法こそが、一発合格の秘訣だったのです。勉強が好きだろうと嫌いだろうと、得意だろうと不得意だろうと、まったく関係なし。誰でもできることを、具体的にわかりやすく解説してくださいました。私も「学生時代に知りたかった……」と本気で思った次第です。中・高・大の受験生はもちろん、資格試験を目指す社会人にも使える内容になっています。

    森上

    POSTED BY森上

    ムダを完全排除し、ピンポイントで完全攻略!
    あらゆる試験に使える、
    絶対合格から逆算した最強の勉強法

    あなたは、
    目標とする資格や志望校の
    「過去問」をいつやりますか?

    試験日の1~2カ月前に
    本番さながらの状況で
    手をつける人が多いようです。

    それだと、
    とても非効率で、
    ムダの多い勉強になってしまう――。

    そう訴えるのが、
    東大&司法試験に現役一発合格を実現した
    本書の著者、越水遥さんです。

    「過去問」は勉強計画の中で、
    とにかく最初に手をつけるべきだと言います。
    もちろん、解けなくても全く問題なしとのこと。

    なぜか?

    過去問は、
    誰もが平等に与えられる唯一の教材であり、
    その過去問に出ている問題や分野から
    すべて逆算して勉強すれば、
    最短で合格することができるから。

    つまり、
    志望する資格や学校の試験問題から
    逆算して勉強すれば、
    ムダを完全排除し、
    ピンポイントで完全攻略することができるのです。

    言うのは簡単だけど、
    実際にどうすればいいのか?

    その具体的な方法を
    徹底解説したのが本書です。

    「学習計画の立て方」から
    「時間の使い方」「記憶法」
    「メンタルマネジメント」
    「合格のマル秘テクニック」。
    に至るまで、

    絶対合格から逆算した勉強法を
    完全公開しています。

    この「逆算式勉強法」は、
    地頭や才能は関係ありません。

    本書に書かれている内容に沿って
    勉強計画を立てて、勉強するだけ。

    「天才」にはなれなくても、
    「試験の天才」には誰でもなれます。

    あなたを「試験の天才」にする
    重要エッセンスが詰まった1冊です。



    気になる本書の内容

    本書の内容は以下のとおりです。

    はじめに──合格したいなら、過去問から始めなさい

    第1章 勉強を始める前に知っておきたいこと――メンタルマネジメント
    ◆勉強はいわばゲームです
     採点者は何を求めているか?
     試験攻略は、「暗記」が10割
     勉強もレベルは飛ばせない
     長期記憶を短期記憶に変換する方法
    ◆合格するのに、100点は目指さなくていい
     試験勉強の最終目的は何か?
     広く浅くの勉強は「逆効果」
    ◆不安や焦りは、試験に真剣に向き合っている証
     その焦る気持ちは、合格への第一歩
     勉強の痕跡の「見える化」が最強の不安対策
    ◆不安撃退ルーティンをつくる
     自分だけのルーティンを確立する
     ルーティンによる成功体験の積み重ねで効果アップ
    ◆勉強中は自分がビリ、本番中は自分が1位
     やる気がなかなか湧かない人へ
     本番で「自分が1位」と思い込む方法
    ◆そこは、本当に勉強できる環境ですか?
     人間はサボる生き物だから、あえて「監視の目」をつくる
     勉強スペースを複数持つべき理由
    ◆勉強に集中できる机の環境づくり
     机の上を片付けたくなる心理の真相
     机は汚くてもいい
     勉強しやすい机の整え方
    ◆勉強仲間は必要か、不要か
     試験が終わるまで孤独になったほうがいい理由
     メンタル面でも「友だちと勉強」はマイナス
    ◆合格するまでのスマホとの付き合い方
     スマホに振り回されないシンプルな工夫
    ◆無駄と思える「学校の授業」を有意義にする「予習」法
     無駄か有益かは、使い方次第
     無駄と思える要因
     授業を有意義にするコツ──予習のすすめ
    ◆無駄と思える「学校の授業」を有意義にする「復習」法
     先生がまとめた要点をフル活用
     「ノート暗記」こそ有効な復習方法
    ◆苦手科目との上手な向き合い方
     苦手科目があるのは当たり前
     苦手科目は克服する必要がない
    ◆自分にとっての「得意科目」と決める判断基準
     他人と比べて決めるものではない
     「得意科目」と呼べる科目がなかったら
     得意科目、苦手科目を見極める重要性
    ◆趣味との上手な向き合い方
     趣味は付き合い方次第で、プラスに働く
     試験が終わるまで続けていい趣味、我慢したほうがいい趣味
     とある趣味を封印したワケ
    ◆始める前に勉強の目的を意識しよう
     勉強で力を発揮できる目的設定とは?
     勉強の目的は、俗っぽいくらいがちょうどいい
    ◆最初は質より量
     質を追求しすぎる弊害
     最初から完全理解を目指さない
    ◆試験勉強にスタートダッシュはない
     試験勉強は長距離マラソン
     試験勉強はフライングOK

    第2章 最短で最高の結果が出る「学習計画」の立て方――逆算式勉強法の基本
    ◆逆算式勉強法とは何か?
     「勉強ができる人間」になれても、合格できるとは限らない
     目標を決めるコツ
     将来のビジョンに合った大学を見つける方法
    ◆「逆算式勉強法」の3つのポイント
     ポイント1 過去問をとりあえず1年分解いてみる
     ポイント2 すごく大雑把な計画を立てる
     ポイント3 勉強時間を記録する
    ◆【ポイント1】過去問をとりあえず1年分解いてみる
     最初は「詳細分析」は不要、意識すべきポイントは?
    ◆【ポイント2】すごく大雑把な計画を立てる
     なぜがっちりと計画をつくってはいけないのか?
     「大雑把な計画の立て方」のポイント
     あえて無茶な計画を立てる
    ◆【ポイント3】勉強時間を記録する
     記録を取ることの重要性
     勉強時間の記録で、自分のクセがわかる
    ◆参考書&問題集は、「半逆算式」で活用する
     半逆算式が最も効率的
     問題集をやる意味
    ◆合格率を上げる「参考書」の使い方
     知識すべてを参考書に一本化する──ノートとの違い
     参考書にマーカーを引くタイミング
     参考書は最低でも3周する
    ◆合格率を上げる「問題集」の使い方
     問題集もまず1周やって、最低3周はやる
     間違った理由は問題集に書き込む
    ◆「問題集」を選ぶポイント
     自分に「合う・合わない」が判断基準
     問題集は実物を必ず確認

    第3章 過去問で傾向とパターンをつかむ方法――無駄にしないための過去問活用術
    ◆過去問を早めにやってしまうのは、もったいない?
     そんなにギリギリにやって、未勉強の箇所があったらどうするの?
     過去問は唯一の「平等に与えられる教材」
    ◆いつ過去問をやるべきか
     いつ始めて、どれくらいやればいい?
     過去問3年分やることで見えてくるもの
    ◆過去問を解くにあたっての心構え
     模試と過去問、どっちが重要
     過去問を最大限に生かす使い方
     過去問は、緊迫感を持って本気で取り組む
    ◆志望校・志望資格の過去3年分でわかること
     1年分でわかること、3年分でわかること
     足りないのは、時間か、知識か
    ◆出題傾向とパターンのつかみ方
     「どの分野がいつ出たのか」をメモする
     出題傾向やパターンの把握は「チート」級
    ◆つかんだ出題傾向とパターンを活用する方法――ノート術
     「過去問まとめノート」で出題者の視点を「見える化」する
     過去問から出題者の意図を汲み取る
    ◆志望校以外の学校の過去問は必要か
     ノータッチが原則
     第1志望以外の過去問の使い方
    ◆「模試」との上手な付き合い方
     模試の結果が悪かったときの向き合い方
     模試のメリット
     模試はどれくらい受ければいい?

    第4章 絶対合格にコミットする「時間」の使い方
    ◆ストップウォッチ学習法――自信と効率化の両立
     ストップウォッチで時間を正確に計測する効用
     3時間勉強しても集中できるのは2時間30分
     自分の集中力や1日のスケジュールの限界を知る
    ◆やっぱり「早起きは三文の徳」
     記憶力が高まる時間帯
     夜に集中できないときは、無理せず早めに寝る
     朝ご飯を食べるまでが勝負の時間
     最大のパフォーマンスを出すために、必要な睡眠時間
    ◆朝起きてから10分でやるべきこと
     脳の試運転に合った勉強
     今一番やらなければいけないことを日替わりでやる
    ◆休憩を入れるベストタイミング
     科学的根拠に基づいたタイミング
     休憩時間のSNS閲覧は危ない
    ◆休憩時間は終わりを決める
     休憩時間の設定法
     休憩時間の目安と区切るコツ──ストップウォッチの活用
    ◆効率のいい休憩時間の過ごし方
     おすすめは、明確な区切りがあるもの
     受験生が絶対に我慢すべきもの
    ◆仮眠は取っていい!?
     昼食後20分間の仮眠は効果的
     「パワーナップ」で勉強効率を上げる
    ◆なぜ「ルーティン化」は大切なのか?
     脳に癖をつける
     集中力は才能ではなく、訓練で身につく
    ◆「集中できない時間」を知る
     自分の「集中できない時間」を把握する
     集中できない時間の使い方
    ◆寝る前の「集中できない時間帯」にやるべきこと
     暗記もの、数学はNG、おすすめは読み物系
     寝る前に絶対やってはいけないこと
    ◆「宙づりの時間」をつくらない
     「宙づりの時間」をなくすコツ
     ゴールを明確にすることの重要性
     「宙づりの時間」と「スキマ時間」の違い
    ◆「何もやりたくない日」の時間の使い方
     強制的に自分を追い込むコツ
     やることは「模擬試験」一択
    ◆通勤・通学時間に期待しない
     通勤・通学時間を過大評価していない?
     通勤・通学時間の有効な活用法
    ◆「時間が経つのを待つ」勉強にしない
     時間にこだわりすぎるデメリット
     「○時までやる」ではなく、ストップウォッチで計る効用
    ◆苦手科目に対する勉強時間対策
     苦手科目に費やす時間を決めておく
     「伸びしろのある科目」に時間を注ぎ込む
    ◆試験までの残り時間がないときにやるべきこと
     応用は捨てる
     基礎に時間とコストを全振りする

    第5章 超効率的記憶法
    ◆勉強はなぜつまらないのか?
     集中力や記憶力は、興味関心の度合いで変わる
     勉強を実生活の楽しさと関連付ける
    ◆試験勉強は、暗記が10割
     試験勉強の合格に「頭のよさ」は不要
     試験は暗記ですべて対応できる
    ◆マークシート式と記述式は、対策が違うのか?
     対策は異なるが……
     マークシート式と記述式の対策
    ◆勉強において「理解」は不要?
     全体を見ないと、部分はわからない
     暗記すれば自然と理解できる
    ◆伏線は置いていけ
     伏線で立ち止まらず、前に進め
     まじめな人ほど伏線の罠にはまる
    ◆小学生に説明できますか?
     自分の理解度がわかるバロメーター
     どうやって小学生に説明するか
    ◆見ているだけでは覚えられない
     「勉強したつもり」で終わっていないか?
     暗記の必勝法は「関連付け」
    ◆関連付けの簡単な方法
     「辞書」を活用して関連付ける
     英語でも辞書の活用は有効
     「場所」と関連付ける
     嘘でもいいので、自分の好きなものと関連付ける
    ◆暗記は「覚えてから進む」を徹底する
     少しずつ記憶を追加する
     暗唱は、次に進むための「呪文」
    ◆五感活用記憶術
     五感の記憶と関連付ける
     「書いて覚える」ときの注意点
     暗記の必須アイテム「ボールペン」
    ◆ノートに書くとき、カラフルはNG
     基本は黒1色
     色分けするなら2色まで
    ◆お絵描き記憶術
     文字のみの記憶の限界をビジュアルでカバーする
    ◆単語帳はつくるな
     「点」で覚えるのではなく、「面」で覚える
    ◆一流の作詞家になってみよう
     脳科学が証明する、歌で覚える効用
    ◆寝ながら覚える、「夢の中勉強法」
     夜に暗記できないときの切り札
    ◆覚えられないところは、とにかく「見える化」
     「セルフリマインド」で接触回数を増やす
    ◆前日覚えたことは翌朝に絶対復習
     暗記したことを定着させる秘策
     復習のタイミングは朝がベスト
    ◆持ち歩く参考書は1つに決める
     できる限り、選択の迷いをなくす
    ◆一発合格者がやっている「付箋」活用術
     情報追加、補足の必須アイテム
    ◆エピソード記憶の効力
     単語やビジュアル以上の効果
    ◆「覚える→解く」の繰り返し
     暗記を深めるには「解く」こと

    おわりに――これから受験を迎えるあなたへ
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  • 「円安は日本にとって不利である」という論調が多いなか、「いやいや、これまでの円高×デフレの不況地獄から抜け出せるから円安はウェルカムだ」という見方もあり、そのどちらにも説得力があるように映りますが、ホントのところどうなのか、経済予測のプロフェッショナルとして評判のエコノミスト・村上尚己さんに書いてもらいました。

    寺崎

    POSTED BY寺崎

    「俗説」が蔓延る議論に終止符を打つ!

    過去3年間続いた円安について
    多くのメディアが否定的な評価を下している。

    「円安が国民の生活を苦しくしている」
    「円安によって経済状況が悪くなる」
    「円が安くなり国家の価値が下がる」
    「円安により日本の産業が弱体化する」

    こうしたニュアンスの評価が散見される。

    しかし、2022年から24年まで進んだ円安は
    「行き過ぎて」もいないし
    「日本経済に悪影響を及ぼす」こともない。

    「円安=悪」という論調は
    無責任なメディアや一部の経済学者による俗説であり
    明らかな誤解である。

    そもそも為替レートは通貨の価値を示すが
    いずれかもしくは両国の通貨価値が動けば変動する。
    たとえば、米ドルの価値が高まると、
    その分だけ相対的に円の価値が下がりドル高・円安になる。

    じつにシンプルなメカニズムによって
    為替レートは日々動いている。

    為替レートを決めるのは
    マネタリーベースの比率などであり
    それらをコントロールしている
    それぞれの国の金融政策である。

    こうした単純な理論が正しく解説されないままに
    円安悪玉論がまかり通っているのが現状だ。

    2008年のリーマン・ショック後に
    日銀による金融政策の失策により超円高を招き
    2012年までデフレと円高の悪循環に
    自ら陥ってしまったことは周知の事実である。

    長いデフレ不況のトンネルを経て
    アベノミクスから10年を経過して
    再び日本経済は息を吹き返そうとしている。

    いかに円安が日本経済にとって大きな効果を生んでいるか。
    なるべく多くの資料をひもときながら
    本書でじっくりと検証していく。



    本書の内容

    第1章 円安悪玉論を検証する
    第2章 日銀が犯した歴史的な大失政
    第3章 円安の追い風を吹かせた米国経済
    第4章 日本にとって円安と円高のどちらが有利なのか?
    第5章 円安がもたらす7つの効果
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    EQとは、見えないものをケアしようとする力、自分と自分以外の関係を理解しようとする力だと思う。僕はその力を身につけたくて、EQに興味を持っている。
    ――佐渡島庸平(コルク代表取締役社長)

    混迷を極める今ほど、EQを高めることが必要な時代はないだろう。
    ――熊野宏昭(早稲田大学人間科学学術院教授/早稲田大学応用脳科学研究所所長)

    心を開いて感情と向き合い、知性を上手に活用する方法が誰にでもわかるように説明されている。
    ――ダライ・ラマ

    EQ向上のヒントと実践的な知見が満載されている。EQがIQより大切であることは、研究からも明らかだ。
    ――スティーブン・R・コヴィー(『7つの習慣』著者)

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    ――ワシントン・ポスト

    説得力のある事例と充実した中身で、EQの理解と向上に役立つ、読みやすい一冊。
    ――ニューズウィーク

    【発行】サンガ新社/【発売】フォレスト出版
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  • 本書とほかのプレゼン資料作りの本との違いは、「スライドを作り始める前にいかに時間と思考力・体力を使うか」に重点を置いていることです。たとえば、著者さんは「そもそも、本当に資料を作る必要があるのか? もしかしたら、口頭で説明すれば目的は達成されるのではないか? そうであれば資料を作る必要はない(時間と思考力・体力を温存できる)」ということから考えようと説いています。
    また、「資料を作る」と決めても、すぐにパワーポイントを立ち上げてスライドを作り始めるのではなく、まずは紙とペンを使って、ロジックを徹底的に練り上げることを進めます。実際にスライドを作り始める前の段階に注力することを推奨しています。
    確かに、これは理にかなっていて、最初に進むべき方向と進み方をしっかり決めた地図を用意しないで、出発してしまっては、目的にたどり着くのに時間がかかったり、あるいは、たどり着けない可能性すらあります。
    貴重な時間・体力をムダにしないためにも、必要なことです。
    このように、ある意味で異端の資料作成本となりましたが、本書の解説をお読みいただければ、ビジネスで成果をあげる資料を必ず作れるようになります。資料作りにお悩みのビジネスパーソンの方はぜひご一読ください。

    貝瀬

    POSTED BY貝瀬

    資料を制する者はビジネスを制す

    現在のビジネスでは、資料は重要な役割を果たします。

    たとえば、営業職であれば顧客への提案資料、企画職であれば社内の稟議資料、コンサルタントであればクライアントへの報告資料など、あらゆるシーンで活用されています。

    他者の理解や納得を得て、効果的、効率的にビジネスを推進するためには、資料は必要不可欠なものとなっています

    資料の良し悪しでビジネスの成果は決まる、「資料を制する者はビジネスを制す」といっても過言ではないでしょう。

    本書では、他者に理解・納得し、動いてもらうための「良い資料」の極意を解説します。

    本書で解説する方法は、著者の仲川顕太さんが、数々の試行錯誤を繰り返した結果、会得し、今ではグロービス経営大学院で、「資料作りが苦手」と悩む多くの受講生を救い、成果を出させている実践的なメソッドです。



    いきなりスライドを作り始めてはいけません

    「資料を作る」となったとき、多くの方がプレゼンテーションツールを立ち上げて、スライドを作り始めるのではないでしょうか。

    しかし、その前にやるべきことがあります。

    「自分を何のために資料を作るのか?」を考えることです。
    そもそも自分が成し遂げたい目的があり、そのためには他者を説得し、動いてもらうする必要があるわけですが、そのためには何をどう伝えるかをしっかりと考える必要があります。
    ただやみくもにスライドを作っても、「人を動かす」資料を作るのは難しいでしょう。

    まず、ゴールをしっかり設定しましょう。
    そのためには「背景→目的→ゴール」の流れとそれぞれの意味を知ることが必要です。

    ①背景:どんな背景があるのか?
    ②目的:その背景にどんな目的があるのか?
    ③ゴール:目指すべき状態は何か?

    この3つを明確にした上で、資料を使って説得したい相手のタイプを分析し、今相手が考えてること、そして「相手が知りたいことは何か?」を考えます。
    つまり、「相手はこういうタイプで、今こう思っている」というスタート地点と、「自分は最終的に相手にこうなってほしい」というゴールが明確になります。

    そうすることで、初めてどのような資料を作り、スタート地点とゴールのギャップを埋めるべきかが明確になるでしょう。

    面倒くさがって、このプロセスを省いてしまうと、相手に刺さる資料を作ることは不可能です。
    必ず、やるべきです。



    資料作成の3原則

    ゴールが明確になったら、具体的に資料作成にとりかかることになります。
    仲川さんは、人にわかりやすく伝わり、動いてもらうための資料を作るためには、次の3つの原則を守るべしと言います。

    ○資料作成の3原則
    ①全体の構成はピラミッド構造にする
    ②メッセージ(ボディ)を研ぎ澄ます
    ③文字、図、色を徹底的に削ぎ落とす


    それぞれについて簡単に説明しましょう。

    ①全体の構成はピラミッド構造にする

    伝えたいメッセージを明確にし、設定したゴールに到達するための全体のロジックを考えること、次にそのロジックをメッセージに分解すること、そして最後にストーリーラインに落とし込むことです。

    本書では、そのために必要なピラミッドストラクチャー(論理の構造)、「空→雨→傘」フレームワーク、ストーリーラインについて具体的なステップとともに解説します。

    ②メッセージ(ボディ)を研ぎ澄ます

    ボディは、メッセージの説得力を高めるための情報が整理された部分を指します。
    「情報が整理されたもの」である以上、中身が充実しており、伝えたいことが一目で伝わるように表現されていることが重要です。
    本書では、情報をどのように配置するかについて、さまざまなパターンで詳しく解説します。

    ③文字、図、色を徹底的に削ぎ落とす

    多くの方が見た目が華やかで、美しいデザインの資料を作ろうとします。
    また、美しいスライド作りに関する情報がたくさんあります。
    しかし、それは資料作りの本質ではありません。
    あくまで資料は、それを見た相手に、自分の主張を伝えて、理解・納得してもらうことが目的です。
    であれば、資料の構成要素は、なるべくシンプルにして、相手に必要な情報ができるだけダイレクトに伝わるようにするべきです。
    すると、文字、図、色は徹底的に少なくするとともに、位置や大きさのバランスや統一感にも注意するということになります。
    本書では、そのためのシンプルな資料を作るためのコツを実際のスライドのサンプルとともに解説します。

    いかがでしょう?

    ①~③を徹底すれば、かなり完成度の高い資料を作れると思いませんか?

    本書では、こうした「人を動かす」資料作りに必要な基本的な考えやテクニックをふんだんに盛り込んでいます。
    ここまで読まれて、資料作成能力を高め、ビジネスの成果をさらに上げたいとお考えになったビジネスパーソンの皆さまは必読です。



    気になる本書の内容

    本書の内容は以下の通りです。

    第1章 資料は何のために作るのか?
        ―そもそも資料の役割とは?

    資料は人を動かすために存在する
    「人を動かす」とは「ギャップを埋める」こと
    資料は本当に必要なのか?
    資料の本質とは?
    人はロジックだけでは動かない
    「資料を作るべきかどうか」の意思決定
    ほかの効果的な打ち手と比較する
    資料作成の要否を考える際の4つのステップ

    第2章 資料を作るときには何を頭に入れるべき?
        ―資料作りの全体像

    すぐにスライドを作り始めてはいけません
    プロセスに分解すれば「何をすればよいか」で悩まなくなる
    全体像とプロセスで捉えることで資料作成能力は向上する
    資料作成能力を上げるための公式
    同じ仕事でも得られる成長の程度には差がある
    各ステップにおいて大事なのは最初の部分
    資料は中身が9割
    見た目と中身を磨く順番に気をつけよう

    第3章 資料のゴールを設定する
        ―ゴールは「具体的に」「状態」で定義する

    ゴール設定の重要性
    ゴール設定のプロセスは「背景 → 目的 → ゴール」
    ゴールは「具体的に」「状態」で定義する
    ゴール設定の次はスタート地点の設定
    相手を分析することの重要性
    「SKINO」のフレームワークで相手を分析する
    なぜ多くの人はゴール設定を怠るのか?
    思考の癖とは?
    良い癖、悪い癖
    思考の癖がビジネスに与える影響
    思考の癖の厄介さ
    思考の癖を矯正するための5つのステップ
    〈実例〉顧客との質疑応答での思考の癖

    第4章 メッセージの作り方
        ―伝えたい内容や主張を簡潔かつ明確に表現する

    資料作成におけるメッセージの重要性
    中身の作り込みにはステップがある
    全体のロジックの重要性
    ピラミッドストラクチャーを活用しよう
    〈練習〉お菓子メーカーB社
    相手の視点で問いを考え抜く
    問題解決の流れをベースに問いを洗い出し、絞り込む
    相手の問いに答えるメッセージを決める
    メッセージを支えるロジックを固める
    ストーリーラインで相手を引きつけ誘導する
    ストーリーラインの重要性
    相手の知りたいことに「早く」答える
    どの部分に重点を置くか?
    メッセージの全体像を最後にチェックしよう!

    第5章 ボディの作り方 Part1
        ―伝えたいことを一目で伝える情報整理の技術

    資料作成で最も多い悩みは「ボディ作り」
    そもそもボディとは何か?
    「良いボディ」とはどのようなものか?
    ボディ作りにおける2つの悩みポイント
    ボディ作りの5つのステップ
    ボディの役割
    必要な情報を見極める

    第6章 ボディの作り方 Part2
        ―情報の整理と構造化に箇条書きを活用する

    整理することの必要性
    情報の整理の仕方:情報の構成×情報の関係性
    情報の構成は3つのステップで作る
    〈ステップ1〉情報を書き出し、箇条書きで整理する
    良い箇条書きのために抽象度を操作する
    〈ステップ2〉スライド構成に沿って再整理する
    箇条書きには何を書くのか?
    〈ステップ3〉構成を定量化し、ボディの骨格をイメージする
    情報数から構成を確認しよう
    次元で整理しよう
    応用編:論理構成マップを頭の中に持っておこう!
    情報の関係性を捉える
    情報の関係性のパターン
    関係性を見るポイントは同階層内+階層間
    ボディに落とす
    資料作りはスライド骨子まで先に作り込む
    上司・メンバー間のレビューも骨子レベルで行なうべし

    第7章 デザインの重要性
        ―「減らす」「揃える」「空ける」

    デザインの重要性
    「良いデザイン」を決めるために、利用シーンを先に考えよう
    プレゼン資料の活用における注意点
    ビジネス用途のスライドはシンプルが一番
    減らす① 色
    減らす② 図形
    減らす③ 線
    減らす④ 文字
    揃える① 文字
    揃える② フォント
    フォントによって印象が変わる
    揃える③ 図形
    揃える④ アイコン
    空ける① 行間
    空ける② 図形と文字の間隔
    資料の枚数が増えたときの工夫
    グラフを活用しよう!
    違いを確認しよう!
    最後に確認しよう!

    第8章 練習してみよう!
        ―資料作りのテクニックを実践する

    〈練習〉健康ドリンクメーカーX社
    目的を定める

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  • 「こんなふうに記事と記事がつながっていくんだ」 「こんな小さな記事から、こんな想像ができるんだ」 「世界はこんな転換期を迎えているんだ」 と、まるで謎解きのように記事から記事へと展開していきます。 著者は証券マン時代から20年以上、この独自の読み方で 機関投資家を相手に仕事をしてきた人物。 投資家の方だけではなく、ビジネスパーソンにとっても大変役に立ち、 就活生なんかも、この読み解き方を知れば、 どこの会社でも入れるのではないかと思います。

    稲川

    POSTED BY稲川

    「会社四季報」の達人が教える「日経新聞」のすごい読み方

    「会社四季報」をすみからすみまで読みつくす著者のもう1つのすご技に、
    「日経新聞」の独自の読み方がある。
    毎朝、紙面をすべて読みつくし、使える記事を切り抜き、重要な箇所に赤線を引いていく。
    著者はこの作業を30年近く継続している。
    「日経新聞」を投資やビジネス、社会人の常識として読む人は多い。
    しかし、なにげなく読み過ごしてしまう記事の中には、実は情報が多く隠されている。
    そして、記事1つひとつの点を線につなげていくことによって、
    投資のヒントや世の中の大きな変化を示していることに気づく。
    本書は、著者独自の「日経新聞」の読み方を通じて、
    市場はどう変化しているのか、世界はどう動いているのか、そして日本の未来はどうなっていくのかを、記事から読み解いていく。

    ・世界のEV市場はどうなっていくのか?
    ・半導体戦争で日本の位置づけはどうなっていくのか?
    ・世界の情報戦の意味するところは何か?
    ・AIは本当に市場を制するのか?
    ・宇宙ビジネスはどんな段階に入っているのか?
    ・人口増や人口減は市場にどんなインパクトを与えるのか?
    ・インバウンドはコロナ以前とコロナ後ではどう変わっているのか?
    ・日本が目指す観光立国の本当の意味とは何か?
    ・異常気象は私たちの生活にどう直撃しているのか?
    ・Z世代の活躍から未来をどう考えるのか?
    ・日本のマイナス金利解除で日本はどうなっていくのか?
    ・少子化と移民の問題は日本の国力にどう影響するのか?
    ・景気循環サイクルから大きな変化は読み取れるのか?
    ・イスラエルのパレスチナ侵攻で反ユダヤ主義が台頭する世界とは?
    ・ユダヤマネーはこれから先、どこへ向かうのか?……など

    「日経新聞」を読み解くだけ、以上のようなことがわかってくる。
    そして、世の中の変化を即座につかむことによって、
    市場の変化を予測し、10倍株(テンバガー)を見つける眼力を鍛えることもできる。
    そうした眼力を鍛えていただくために、本書は記事の見出しから何が読み解けるかといった「Q&A」方式で構成している。
    「日経新聞」の流れるような記事の変遷に、本紙の面白さがわかるはずだ。
    ぜひ投資に、ビジネスに、就活に大いに活用していただきたい。



    目次

    はじめに

    第1章 日経新聞はこう読む——独自に生み出した読み解き術
    ●日経新聞はなぜ投資に必要なのかを実感した証券マン時代
    ●ただ目を通すだけにせず情報を正確な視点でとらえる
    ●日経新聞を読み込む3つの視点
    ●誰もが見る記事にこそテンバガー(10倍株)を見つけるヒントが隠されている
    ●日経新聞の紙面構成を把握する
    ●新聞は後ろから読んで、記事から投資のポイントを探す

    第2章 世の中の大きな変化をつかむ「キーワード読み」
    ●日経新聞のキーワード探しから世の中の大きな変化を知ることができる
    ●EVは本当に脱炭素化に寄与するのか
    ●人口増が市場に与えるインパクト
    ●これからの世界の主導権を握る「半導体」の正体を読み解く
    ●世界の戦略から見えてくる日本が原発を選んだ理由
    ●コロナ後のインバウンドは日本の産業界を変えるのか
    ●観光立国とは何か。「大阪・関西万博」誘致の真の狙い
    ●日本列島が変わる!? 2033年には都市が一変する
    ●スパイたちの「情報戦」はまさに世界で起こっている
    ●異常気象が当たり前となった世界でとらえるべき視点
    ●人は常に新しいものに飛びつく生き物である
    ●「AIが市場を制する」とは違う視点が新たな市場を生み出す
    ●世の中のあり方を変えるものに注目し、その先の社会の姿を想像する
    ●キーワードから自分なりの「投資テーマ」を考える
    ●デフレ脳からインフレ脳へ。東証の改善要求から時代の先を読む
    ●日本経済が変わる。ついにマイナス金利が解除された意味

    第3章 景気循環のサイクルで時代の変化を読む
    ●経済の歴史は繰り返し、そして成長を遂げていく
    ●ある企業の株価から、すでに日経平均4万円超えはセットされていた
    ●サイクル論から企業の未来を予測する
    ●サイクル論が示すデフレの終焉とデフレ企業
    ●コンドラチェフサイクルにピタリとはまった、ある業界の変遷
    ●コンドラチェフの波で宇宙開発はまさに大周期を迎えている

    第4章 日経新聞から政治経済の大局を読む
    ●日本の国力を担う「少子化問題」と「移民政策」
    ●世界の富は誰が握っているのかが見えてくる驚愕的な数字
    ●米国は変わるのか。国をけん引していくZ世代の祈り
    ●イスラエル・パレスチナ衝突で米大統領が対立。反ユダヤ主義が世論を変える
    ●米国を支配するユダヤマネーに民主主義がぐらつき始めている
    ●新聞紙上から読み解くユダヤ資本の巧みな動き
    ●ユダヤマネーはこれから先、どこに向かうのか?

    第5章 テンバガー(10倍株)を探す投資観を鍛えるために
    ●先行指数の先の先を想像することがテンバガーを見つける条件
    ●身近なもの、興味のあるものにテンバガーのヒントが隠されている
    ●今から注目しておくと結果的にテンバガーになっている株を探せ
    ●時代はすでにZ世代が握っている
    ●あるスーパーサイクルに想像を超える世界がやってくるかもしれない
    ●ヘゲモニーサイクルへの突入か!?「金」の年に日本の大転換が始まる

    おわりに

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