マーケティングという言葉には難しい印象を持つ方も多いかもしれません。しかし本書は、理論を“知る”だけでなく“使う”ための実践書です。「STP」「4P」といった定番のフレームワークから、AIやデジタル時代の最新動向までを一冊に凝縮。どのページから読んでも現場で役立つヒントが得られる構成にしました。マーケティングを「誰かの仕事」ではなく「自分ごと」として学びたい人に、最初の一冊としておすすめします。
POSTED BYかばを
偶然に見える出会いの裏に「仕組み」がある
朝、コンビニで新商品を手に取る。電車の広告にふと目を留める。そんな“なんとなく”の行動も、実は綿密に設計されたマーケティングの一部です。
かつて企業の利益を追求するための手法とみなされていたマーケティングは、いまや生活をより便利に、社会をより豊かにする「社会的な技術」へと進化しました。
本書は、その仕組みをやさしく解き明かし、日常や仕事に活かせる形で再構成した一冊です。
マーケティングは、一部の専門家のためのものではなく、誰にとっても役立つ「思考の技術」。
企画、営業、プレゼン、交渉、SNS運用――あらゆる場面で応用できる知恵が詰まっています。
理論を“知る”だけで終わらせず、“使える力”へと変える――。
本書は、あなたの実践を後押しする、最初の一歩にふさわしい入門書です。
本書の構成
第1章では「マーケティングって何?」という根本から出発。「ニーズとウォンツの違い」「ベネフィットの捉え方」「デジタル化の意味」など、ビジネス教養として必ず押さえておきたい土台を整理します。第2章では、「STP→4P」や「3C分析」「SWOT」「PPM」など、戦略立案に役立つフレームワークを体系的に学びます。基礎を固めながらも、実務ですぐ使える思考法を身につけられる構成です。
第3章では、企業がKGI(最終目標)を達成するための具体的戦略を紹介。「製品ライフサイクル」「LTV」「RFM分析」「フリー戦略」「CRM」など、マーケティングの“成果を出す”考え方を豊富な事例で解説しています。データと心理の両輪で顧客を理解する力を磨ける内容です。
第4章では、デジタルマーケティングの基礎をやさしく解説。「AISASモデル」や「トリプルメディア」「GA4」「ビッグデータ」「生成AI」など、急速に変化する現代の潮流を網羅します。単なる用語解説にとどまらず、実際にどう活用すれば成果につながるかを具体的に示しています。
第5章では、「ドン・キホーテ」「テスラ」「カンロ」「IKEA」「Netflix」「スターバックス」など、国内外の最新事例を分析。
「なぜヒットしたのか」「なぜ売れなかったのか」を行動経済学の視点も交えて解説し、実践的な洞察を得られます。
教科書では得られない“生きたマーケティング”の感覚を養うことができるでしょう。
目次
はじめに第1章 マーケティングって何?
第2章 マーケティングの基本
第3章 企業のKGIを達成するためのマーケティング戦略
第4章 デジタルマーケティングの基本
第5章 マーケティングの実践例~成功例と失敗例
著者について
-
経営コンサルタント。カール経営塾塾長、株式会社ネットストラテジー代表取締役社長。米国イリノイ州生まれ。麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。日本興業銀行、NTTドコモを経て現職。ハーバードビジネススクール招待講師、早稲田大学ビジネススクール(MBA)非常勤講師、BBT大学教授を歴任。上場企業をはじめ、多くの企業のアドバイザーを務めている。米国・中国・韓国・シンガポールほか海外での講演多数。
View More
著書に『プラットフォーム戦略』(共著、東洋経済新報社)、『ビジネスモデル超入門!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『カール教授のビジネス集中講義』シリーズ「経営戦略」「ビジネスモデル」「マーケティング」「金融・ファイナンス」(以上、朝日新聞出版)、監修本に10万部を突破した『大学4年間の経営学見るだけノート』(宝島社)と『大学4年間のマーケティング見るだけノート』(宝島社)、『世界&日本の販売戦略がイラストでわかる 最新マーケティング図鑑』など40冊超がある。
また、著書は韓国台湾中国タイなど、海外でも翻訳出版されている。
カール経営塾 https://www.carlbusinessschool.com/
X https://x.com/carlhirano











