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本書の最大の特色は、リアル店舗のマーケティング理論をECサイトに援用している点だと、個人的には思っています。確かに、ECサイトでは、店舗のように訪れたお客様と「どのようなものをお探しですか?」とか「こちらはいかがでしょう?」といった直接対話する機会はありませんが、それでもやはり画面を通じて、お客様と対話をして商品・サービスをおすすめしているのです。であれば、「Webの表示速度が遅い」「見づらい」「どこにどのカテゴリーの商品があるかわからない」などの不親切な状態であってはいけないわけです。リアル店舗だろうとECサイトだろうと、お客さまは「不快なお店」で買い物はしません。こうした商売の本質、原理原則はマーケティングのみならず、あらゆるビジネスに通じると思います。マーケターの方はもちろん、成果を上げたいとお考えのすべてのビジネスパーソンの皆さまにお読みいただきたい1冊です。
POSTED BY貝瀬
View Moreなぜセオリー通りにやっても成果が出ないのか?
「今よりももっと成果を出したい」
そんな成長意欲を持ったマーケターの皆さんは、さまざまなセミナーに参加して成功事例を学んだり、ネットメディアに掲載されるノウハウ記事やトレンド情報を日々キャッチアップし、自身のマーケティングスキルを高めるために努力しているでしょう。
しかし、学んだことや知識として得たことを、いざ自身のサービスや活動で実践してみても、「なぜかうまくいかない」「成果が出ない」――そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
では、なぜうまくいかないのでしょうか?
それは事例やノウハウの背景にある「本質的なロジック」や、もっと深いところにある「普遍的な原理原則」を知らないからです。
これらの本質的なロジックや原則を理解し、それを自在に自身のマーケティングに実践・活用できれば、マーケティング活動はもっと高い確率で成果をあげられるようになります。
本書は、著者・中澤伸也さんの約25年間にわたるマーケティング現場における実践経験と、多くの日本のトップマーケターたちとの経験の共有をもとに、マーケティングセオリーに対する誤解を「失敗しやすい落とし穴」という切り口で、マーケティングの本質的なロジックや原則を中心に解説します。
リアル/デジタルの両方に精通したベテランマーケターが教える!
中澤さんは、ソフマップでの店舗スタッフ、MDを皮切りに、ゴルフダイジェスト・オンライン、ガリバーなどでマーケターとして活躍し、リアル/デジタルの両方に精通しています。
特にソフマップにおいては、日本初の「OMO型ECサイト」の立ち上げメンバーとして活躍した実績を残しています。
さて中澤さんによると、デジタルマーケティングは強力である半面、「ある制約」があり、店舗マーケティングでできることの半分くらいのことしか実現できないそうです。
制約とは「デジタルマーケティングでは、実際にお客様の行動を見ることも話を聞くこともできない」ことです。
そんな制約の中で、マーケターはどのようにしてお客様を理解し対峙し、コミュニケーションをとっていけばよいのでしょうか?
本質的なロジックと原理原則を知れば、必ず成功確率が上がる!
本書では、中澤さんが25年以上のキャリアの中で、試行錯誤しながらつかんだ、マーケティングセオリーの本質的なロジックと原理原則に基づいた知見・ノウハウを多数公開しています。
たとえば、次のようなことです。
□PDCAは質よりも量を優先する
□ABテストは、①関心領域→②理由の順に検証する
□顧客の「買う気」のレベルに合わせて対応を変える
□「快適な売り場」作りはWebサイトの表示速度向上から始める
□顧客と商品をつなげるMD戦略でLTVを最大化する
□「自社にとっての顧客は誰か?」を明確にする
□インサイトは「状況ターゲティング」で考える
□課題の真因は「垂直方向」と「水平方向」の2軸で考える
これらのことは言われてみれば当たり前と思われるかもしれませんが、実はこうした本質を理解している人は少ないのが現実です。マーケティングのセオリーやフレームワークは。本質を理解することで初めて、効果的に活用できるようになります。
本質を理解せずにセオリー、フレームワークをいくら振り回しても、なかなか成果は出せず、空回りするばかりです。
本書では、そんなマーケターが陥りがちな「落とし穴」を回避する方法とともに、マーケターとしての能力を底上げするためのベース・スキルを中心に解説しています。
「真面目に施策に取り組んでいるのに成果が出ない」「打ち手がすぐにネタ切れになってしまう」などとお悩みの方は、ぜひ本書をご一読ください。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
序章 本書におけるマーケティングの定義
マーケティングへの目覚め
データ分析への目覚め
戦略MDの実践
その後の活動
第1章 PDCAの落とし穴
PDCAは質ではなく量である
一発勝負ならベテランも新人も同じ
成功確率を確実に上げる方法
ベテランはなぜ初心者より速く成果を出せるのか?
ABテストは顧客との対話
顧客と対話できないデジタルという足かせ
ABテストの本質は、顧客との対話を通じた顧客理解
顧客理解を行なうためのABテストのお作法
データは顧客を語らない
データは結果であり、理由を語ってくれない
顧客の行動理由を知る
アンケート分析の落とし穴
アンケート分析の落とし穴を回避するために
PDCAは環境変化に弱い
戦略の失敗は戦術では取り戻せない
PDCAの弱点
ツインループPDCA
航空戦から生まれたフレームワーク「OODAループ」
第2章 Webサイト/アプリ改善の落とし穴
バケツの穴を塞ぐ(ファネルは後ろから改善)」の本当の意味
ファネルの後ろから改善すべき本当の理由
フレームワークやセオリーの裏にある本質理解の大事さ
買う気のない人に、 その場で買わせることはできない
顧客の検討段階に合わせたコミュニケーションを行なう
顧客に行動してほしいなら、まず行動すべき理由を提示する
「One to One施策」をおろそかにしてはいけない
正しい「カート落ちリマインド施策」とは?
行動すべき理由のないカートリマインド
行動すべき理由を付与したカートリマインド
商品イベント起点One to Oneアプローチ
不快な売り場で顧客は買わない
快適な売り場を作るための4つの必要条件
①売り場の衛生要件が整っている
②多くの商品やサービスと接触・比較検討しやすい
③商品やサービスの「価値」が正しく伝わっている
④不安と疑問を「先回りして解消」できている
快適な売り場の4つの必要条件をECサイトで考えてみる
①売り場の衛生要件が整っている
②多くの商品やサービスと接触・比較検討しやすい
③商品やサービスの「価値」が正しく伝わっている
④不安と疑問を「先回りして解消」できている
すべてのユーザーに影響を与えるWebサイトの表示速度
Webサイト表示速度改善の圧倒的な効果
Webサイトの表示速度改善にどのように取り組むか?
第3章 顧客目線の落とし穴
あなたのいう「顧客」とは誰か?
顧客定義を考えるきっかけとなったエピソード
顧客との関係値によって正義は変わる
顧客の目は何を見ているのか?
お客様の目線の先にあるもの
顧客商品戦略、LTVは商品(品揃え)に左右される
戦略商品カテゴリーをマーケティング施策に利用する
顧客のインサイト(Insight)に働きかける
「ニーズを捉える」の落とし穴
状況ターゲティング
第4章 マーケターの育成・成長の落とし穴
本質を自分の頭で理解する能力を高める
ベース・スキルとは何か?
第1層 体幹を鍛える
①Integrity(インテグリティ)
マーケターは常にインテグリティを試されている
②無知の知
「常にフレッシュな自分」であることを心がける
③FACTFULNESS(ファクトフルネス)
「業界の常識」を疑うことでイノベーションを起こした事例
第2層 コア・スキルを鍛える
正しい問いを立てる
インパクトと容易性
真因遡及
真因遡及を阻む3つの敵
真因遡及のやり方
【ステップ①】垂直方向の要因分解
【ステップ②~③】全情報を俯瞰・分析する
【ステップ④】水平方向の共通因子の特定
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本書の原稿を読むまで、私は「論理」とは数学のように、必ず「答え」があるものと勘違いしていました。論理的に考えれば、必ず最適解が選べるのだと。そうした一面もあるのでしょうが、私がもっと重要だと感じたのは、論理的に考えることで、思ってもみなかった新たな可能性に気づけるということです。2つしか選択肢がないと思っていたのに、じつは4つも8つもあったりします。それをシルことができれば、問題解決能力が高まりますし、もっといえば、より豊かな人生の選択ができるようになるはずです。本書では、そうした論理的思考を基礎から応用まで解説します。そのうえで、相手を論破したり、黙らせたりするのではなく、建設的な話し合いのもと、できるだけ双方が納得できる着地点を探る「ロジカルコミュニケーション」が身につくように構成されています。
POSTED BYかばを
View Moreホンモノの論理力とディベート力を身につける知の技法とトレーニング
「コミュニケーション」の根底にあるのは「他者理解」つまり自分以外の人々の考え方や生き方をどのように理解するのかというテーマである。
そこで重要になるのは、意見が違うという結論ではなく、なぜ意見が違ってくるのか、その理由を検討することであり、その際に求められるのが「論理的思考」に基づく、次の「ロジカルコミュニケーション」だ。
①賛成論と反対論の論点を可能なかぎり(少なくとも双方3 つ以上)明らかにして、
②どの論点に自分が価値を置いているのかを見極め、
③新たなアイディアを発見するディスカッションの過程を重視し、
④結論を変更してもかまわないので、
⑤その時点における自分の最適解を発見するコミュニケーション・スタイル。
本書では、さまざまな社会的・哲学的問題を提起し、多彩な論点を浮かび上がらせて、ディスカッション・ディベートの技法をつかめるように工夫している。
まともな大人は「論破」しない
現代の日本で主流になっているのは「相手を黙らせるコミュニケーション」だ。
双方が自己主張をぶつけ合い、場合によっては相手を嘲笑したり罵倒したりして、一方が黙り込むと、他方が「はい、論破!」のように勝ち誇るというタイプのコミュニケーションといえる。
この種の詭弁・暴言・論破に打ち勝つのが「ロジカルコミュニケーション」である。
とくに、家庭や学校や職場といった生活の中心基盤で、なぜか円滑なコミュニケーションができない、会話そのものが苦手、他者との距離の取り方が難しいなど、コミュニケーションに本質的な問題を抱えている読者には、本書の内容は抜群の効果を期待できるはずだ。
本書の構成
本書は、第1章:基礎、第2章:応用、第3章:論証、第4章:パラドックス、第5章:ジレンマの全5章で構成されている。
第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】
「論理的思考」と「コミュニケーション」の基礎を解説する。ここでは「ロジカルコミュニケーション」に必要な最低限度の「マナー」を身に付けていただく。
第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】
「記号」を用いて「論理的思考」の本質を解説する。「+・—・×・÷」の意味がわからないと「算数」を理解できないように、「¬・∧・∨・⇒・⇔」といった「論理記号」を理解できないと、論理学の圧倒的な有効性に到達できないからである。
どうしても「記号」が苦手な読者のためには「論理記号」に対応する「説明」を併記してあるので、そちらを読み進めていただきたい。
第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】
「論理的思考」で最も重要になる「妥当性」に着目しながら、アリストテレス以降のさまざまな「論証」形式を修得する。ここで正統な論理学の流れを実感しながら、最終的には、パズルを用いて、論理学界の「ランドマーク」と呼ばれる「不完全性定理」まで理解できる仕組みになっている。
第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】
古典的論争やパラドックスを「論理的思考」を用いて考察するとどうなるか、その驚異的なおもしろさに触れていただく。
第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】
「第5章:ジレンマ」では、現実に解決困難な社会的ジレンマに関する議論を取り上げた。ぜひ読者にも一緒に「ロジカルコミュニケーション」を用いて考える楽しさを味わっていただきたい。
必ずしも最初から順を追って読み進める必要はないので、気になるセクションから好きなように読み飛ばしてほしい。
不明な言葉があれば前に戻って確認し、何度も前後左右を読み返しながら、事典のように読み込んでいただきたい。
結果的に、いつの間にか「論理的思考」と「ロジカルコミュニケーション」が身に付いているはずだ。
目次
第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】
コミュニケーション能力/愛の三角関係/多種多彩なアドバイス/状況の図式化/すべての条件を満たす方法/三角関係の組み合わせ/論理的思考/バランス理論/価値観/賛否両論/論点のすりかえ/対人論法 /トーン・ポリシング/お前だって論法/お前だったら論法/衆人に訴える論法/感情に訴える論法 /信仰に訴える論法/権威に訴える論法/藁人形論法/赤いニシン論法/非言語コミュニケーション/いかにして問題をとくか
第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】
白黒論法/命題/排中律/二分法の詐欺/株式コンサルタントの詐欺/「宝くじ」は「ほとんど詐欺」/否定「Pではない」(¬P)/連言「PかつQ」(P∧Q)/選言「PまたはQ」(P∨Q)/ド・モルガンの法則/条件「もしPならばQ」(P⇒Q)/逆・裏・対偶/同値「Pのときに限ってQ」(P⇔Q)/トートロジー/矛盾/完全真理表
第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】
モダス・ポネンス/モダス・トレンス /後件肯定虚偽/前件否定虚偽/仮言三段論法/選言三段論法/加法/単純化/乗法/構成的ジレンマ/矛盾の証明/ナイトとネイブのパズル1/ナイトとネイブのパズル2/ナイトとネイブのパズル3/ナイトとネイブのパズル4/ナイトとネイブのパズル5/ゲーデルの不完全性定理/ナイト・クラブとネイブ・クラブのパズル/ゲーデルの証明/ゲーデルの証明の意味/不完全性定理のアナロジー
第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】
全能のパラドックス/宇宙論的証明/存在論的証明/目的論的証明/ワニのパズル/自己言及のパラドックス/相互言及のパラドックス/自意識のパラドックス/双子のパズル/言語理解のパラドックス/ドル・オークション/チキン・ゲーム/無限循環のパラドックス
第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】
志願者のジレンマ/腐ったリンゴ仮説/囚人のジレンマ/ナッシュ均衡/ゲーム理論/プレゼント・ゲーム/新たなプレゼント・ゲーム/社会的ジレンマ国際学会/評論家の論法/非論理に陥った科学者/ノーベル病/演繹と帰納/述語論理/一発帰納/科学と帰納法/反証主義 -
本書の原書初版の刊行は2000年。今からちょうど25年(四半世紀)前です。それなのに、古臭さが一切ない。古さどころか、日本でもファンマーケティングが着実に広まっている今こそ、読むべき1冊だ。これが本書に対する第一印象です。実際、新たな翻訳者としてお迎えした佐々木寛子さんから新訳があがってきて(日本語版の旧版は他社から出版されていた。弊社が翻訳権を新たに取得し、今回の出版に至る)、編集作業の段階に入ると、その印象は確信に変わりました。それは、本書のコンセプトである「魅力のない商品を、いかにセールスするか?」というテーマが、いくら技術が発展しようと、時代が変わろうと、マーケティングにおいて不変的なものだからです。当たり前ですが、商品力があれば、誰でも売れます。マーケティングの一番の醍醐味は、商品力に頼らずとも、たとえ商品力が弱い商品でもバカ売れさせること。不人気の超弱小チームという商品を最弱のまま高収益チームに変貌させた著者のノウハウが、それを教えてくれる1冊です。
POSTED BY森上
View More【魅力のない商品を、いかにセールスするか?
世界的ベストセラーにして、
奇跡のマーケティング・バイブル】
全マーケターの必読バイブルが、
新訳となって完全復刊しました!
魅力のない商品を、いかにセールスするか?
つまり、
自社の商品力に頼らず、
どのように広めて、どのように売っていくか?
このテーマは、
ビジネスにおいて
時代を問わず、不変的なテーマであることは、
誰もが認めることでしょう。
このテーマに対して、
世界中のマーケターたちが絶賛し、
日本でもベストセラーとなり、
奇跡のマーケティング・バイブルといわれた作品が、
『エスキモーに氷を売る』です。
そんな伝説的なバイブルが、
このたび、オール新訳で完全復刊しました!
観客動員数最下位のNBAチームを
最弱のまま高収益チームに変貌させた、
伝説のマーケターが実践し体系化した
「ジャンプスタート・マーケティング」の原則を
徹底解説したのが本書です。
なお、
本書は「スポーツマーケティング」の本ではありません。
本書を読めば、
ジャンプスタート・マーケティングの原則と考え方、実践法を、
自分の仕事の領域に応用できるようになるつくりになっています。
それは、業界、業種、商品の有形無形、規模は関係ありません。
消費者のニーズが多様化し、
ファンマーケティングがさらに進んでいる時代の、
全経営者、全マーケター、必読の1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。
はじめに
第1章 「己を知る」がマーケティングの原点
◎ジャンプスタート・マーケティングの始まり
◎商品の現状を分析する
◎ニュージャージー・ネッツを売り込む施策
◎自分が何者なのか、本当にわかっているか?
第2章 既存顧客の購入頻度を高める
◎まずは既存顧客で売上をつくる
◎顧客の個人情報をつかむ仕掛け
◎リストを掘り起こす
◎ニュージャージー・ネッツの顧客情報の状況
◎「そこそこ即効薬」を使えるようマーケティング準備開始
◎リストにも質がある
◎優良顧客に対するマーケティング
◎即効薬は常用可能
第3章 顧客が買おうと思う少し前にアプローチする
◎地理的アドバンテージを使った戦略
◎日系スポンサーへの営業
◎日系自動車企業に「ジャンプスタート・マーケティング」を教える
◎クルマを売るための「ジャンプスタート・マーケティング」
◎競合への顧客流出防止策
◎メーカーが直接、エンドユーザー情報を入手する方法
第4章 新規顧客の獲得には、社長が率先して取り組め
◎新規顧客獲得への本気度がわかる3つのエッセンス
◎新規営業と弁護士とのMTG、経営者にとって大事なのはどっち?
◎新規開拓における社長の仕事
◎トップが営業会議に参加すると、なぜ売上は上がるのか?
◎非営業タイプの社長にできること
◎新規顧客獲得に消極的な営業スタッフを抱える社長へ
◎やったほうがいい! 新規開拓対策の「ぶっ飛んだお金」の使い方──成功事例①
◎やったほうがいい! 新規開拓対策の「ぶっ飛んだお金」の使い方──成功事例②
第5章 ミスにボーナスを出そう
◎「失敗した人にボーナス」という、非常識な仕組みの狙い
◎変化だとバレない変化を体験させる
◎「ちょっとした実験」をジャンプスタートさせる
◎思いつき提案会「シンクタンク・セッション」実況中継
◎「思いつき」の威力を甘くみてはいけない──失敗にボーナスを出すべき2つの理由
第6章 新商品頼みではなく、マーケティング・イノベーションを
◎イノベーションは、選択肢ではなく、必要不可欠
◎イノベーションの基本ルール
◎試合前に「ビジネス界のカリスマの講演会」という発想
◎商品はそのままで、マーケティング視点でイノベーションする方法
◎上司がイノベーションを嫌がる場合のやり方
第7章 「イノベーションのゲリラ集団」を結成せよ
◎「イノベーションのゲリラ集団」のつくり方
◎同志を引き入れる──「イノベーションを起こす」ステップ1
◎最高裁で死刑宣告から自分を弁護するつもりで準備をする
──「イノベーションを起こす」ステップ2
◎最高裁でプレゼンテーションする──「イノベーションを起こす」ステップ3
◎否定派と対峙する方法
第8章 顧客が買いたがる商品だけ売る、少しだけ多く売る
◎営業におけるシンプルな行動原理
◎誰も欲しがらない商品を売りつけるのは、本当のセールスではない
◎ジャンプスタート営業の行動原理の効果
◎人気商品の生産が追いつかないときの対処法
◎成功が成功を生む
第9章 常に顧客のいる場の空気を感じる
◎ある大企業トップがバス通勤である理由
◎「エド・ゲルストホープ・ルール」を徹底する
◎現場を歩いて、顧客の生の空気を感じ取る
◎ジャンプスタート・マーケティングはジャズだ
──トップが現場感覚を保つための6つの習慣
◎ファンと一緒にバスに乗って移動する真意
第10章 自社商品に興味がある人だけをターゲットにする
──セグメント・オブ・ワン・マーケティング
◎マーケティング担当者を採用するときに重視すべき点
◎「セグメント・オブ・ワン・マーケティング」の2つの質問
◎セグメントのたった1つの基準
◎唯一のルール──テスト、テスト、さらにテスト
◎見るべきは、自社商品への関心度合い
◎友達に話すようにアプローチする
◎購入者に対しては、友人のようにアフターセールス
第11章 リサーチに騙されちゃいけない
◎チーム名改称の検討で学んだ「名言」
◎顧客リサーチが役立つケース
◎リサーチに意思決定を委ねるリスク
◎調査に惑わされてはいけない
◎リサーチが使える分野
◎調査があなたを騙すとき
第12章 クライアントを正真正銘のヒーローにする
◎一人のファンからの要望
◎ラジオ放送内製化で売上急増
◎クライアントの負担増に伴い、新たに生まれた責任
◎クライアントの売上を絶対に増やすという責任
◎「クライアントをヒーローにする」営業方針
◎いい仕事をするだけでは足りない
◎クライアントをヒーローにする方法
◎「責任者への証明」3つのステップ
◎「年次報告書の作成」が自社スタッフを成長させる
◎顧客の「年次報告書」をつくるメリット
第13章 古い社内常識で、エースをつぶすな
◎解雇手当を払うべき3つの理由
◎離職率の高い組織がクライアントをヒーローにできるか?
◎士気が上がれば、人の動きは落ち着く
◎業績が上がらない仕組みが生まれやすい2つのポイント
◎ジャンプスタート・マーケティングでようやく組織の士気は上がる
第14章 あえて「相手にとって良すぎる条件」を持ちかける
◎立て直しが必要な企業の口癖
◎わざと「条件が良すぎる取引」をする
◎コストは安いのに、消費者がお得に感じる施策とは?
◎それはマーケティングじゃない!?
◎相手に拒否されるような条件
第15章 間接部門をマーケティングツールとして活かす
◎年間シート継続保留者たちへの対処法
◎売れゆき好調という〝悪夢〟
◎バックオフィスをマーケティングの武器に変える方法
◎自分の役目だと思ったら、他部署にも口出しをしよう
第16章 捨てる顧客は選べ
◎勝てばファンが集まる!?──俗説その1
◎チームが弱いと、どんなサービスを提供しても、集客できない!?──俗説その2
◎優良顧客への満足度を上げる
◎考えなしに顧客を捨てていないか?
◎なぜ企業は、顧客の捨て方を見誤るのか?
◎大手銀行が顧客の区別に失敗した実例
◎10秒でつくった「対応マニュアル」の中身
第17章 経営が厳しいときほど、営業を増やす
◎米国プロチームにあって、米国以外のプロチームにないもの
◎営業スタッフの増員と観客動員数の関係
◎コスト削減の対象を誤ってはいけない
◎苦しいときこそ、営業スタッフを増やす
◎困難なときにも、調子のいいときにも使えるマーケティング
おわりに――世界一流になる -
「テレビの裏でうごめく仕事」View More
テレビ局員が映しだす、
業界の栄枯盛衰
――枕営業ってありますか?
今、テレビ業界の闇、そしてテレビプロデューサーの裏の顔が世間の注目を集めている。
私は20余年にわたりテレビ局に勤務してきた。どこからどこまでが「表の顔」で、どこからどこまでが「裏の顔」なのかももはや判然としない。
テレビ局とはどんなところで、テレビプロデューサーの仕事とはいったいどんなものなのか?
――本書にあるのは私が実際に目撃し、また体験したことである。
もくじ
まえがき――テレビプロデューサーの裏の顔
第1章 プロデューサーの知られざる日常
某月某日 雲泥の差:テレビ上方に入ったワケ
某月某日 初仕事:新人の困りごと
某月某日 重役出勤:「誰が言うてんねん」
某月某日 買い付け:友情の証として…
某月某日 差別用語:「アブナイ作品、買わんといて!」
某月某日 初プロデュース:アニメ番組制作
某月某日 スポンサー探し:「貸し」と「借り」
某月某日 世紀の大スクープ:イモムシの一番うまい食べ方
某月某日 隠密作戦:機密情報の入手ルート
某月某日 帰ってくるな:営業推進部長、厳命す
某月某日 ある錬金術:テレビ業界の闇
第2章 番組予算が足りません!
某月某日 ほ~ら綺麗でしょ:センセイの魔法の言葉
某月某日 「プール金」活用術:不審な技術費用
某月某日 先見の明:出来レースの結末
某月某日 生贄になったマネージャー:映画プロデューサー
某月某日 いい人キャンペーン:心をつかむ話術
某月某日 「演出」と「技術」:ついに制作局へ
某月某日 超低予算番組:〝高等数学〟を駆使
某月某日 迷宮入り:消えた蛾の行方
某月某日 しきたりを守る:天神祭中継の悲劇
某月某日 マネタイズ:すさまじい露出効果
某月某日 ロイヤリティー15円:思わぬ誤算
某月某日 三くだり半:厄介な伝言ゲーム
第3章 役に立たず、尊い仕事
某月某日 悪酔い:中国国宝の片隅で
某月某日 ワイドショープロジェクト:そして報道デスクへ
某月某日 商売あがったり:平和な一日では…
某月某日 インタビュー禁止令:報道の使命とは何か?
某月某日 役に立たず、尊い仕事:阪神大震災の現場で
某月某日 派閥争い:新聞社出身局長いわく
第4章 視聴率という魔物
某月某日 生放送ワイドショー:リアルな情報を集める
某月某日 信じられないほど安い店:芳しくない視聴率
某月某日 枕営業:タレント事務所女社長の戦略
某月某日 都市伝説:視聴率調査、ここだけの話
某月某日 番組終了:恒例のあいさつ
某月某日 最後の仕事:新設部署への異動
某月某日 国税からの問い合わせ:テレビ上方退社
某月某日 自腹:逆風のテレビ業界
あとがき――何も起こらない日々
【発行】三五館シンシャ/【発売】フォレスト出版 -
これだけはシリーズ定番の「相続・贈与」の新版が誕生しました。「多死社会」と呼ばれる日本では、今後高齢化にともなって亡くなる親世代が確実に増えます。それと同時に相続のトラブルも不可避でしょう。ぜひ前もって本書を読んで準備することをおすすめします。
POSTED BY寺崎
View More絶対にもめないように早めの対策を!
親が亡くなってから、遺族の間で
遺産相続や配分に関するトラブルが
発生するケースは少なくありません。
たとえ遺産が少なく相続税がかからなくても、
何らかのもめごとは起こります。
高齢化社会が進むなか
70代以上の親を持つケースが多いでしょう。
高齢の親を持つ60~70代の人もいるかもしれません。
相続に関するトラブルは、
遺言書があればいいというものでもありません。
たとえば特定の人に多く分け与えるような内容の遺言の場合。
いくら「遺言書が優先される」といっても
納得できない遺族が必ず出てきます。
遺言書の問題だけではありません。
「そもそも相続税は誰にいくらぐらいかかるのか?」
「遺産がいくらぐらいあれば税金がかかるのか?」
「生前贈与などの方法はどうすればいいのか?」
「誰がいくら相続するか、もめそう……」
・・・相続・贈与にまつわる悩みはつきません。
相続税の問題も深刻です。
遺族が生活に不自由していなければ
金銭トラブルも少ないでしょうが、この景気です。
ここに親の介護問題が絡めば
相続税は絶対ムダにはできないのです。
親が高齢になり判断力も衰えてからでは
的確な相談もできません。
遺族も高齢化します。
だから、まだ親が元気なうちに
対策を立てておくべきなのです。
「まだ親も60代で元気だから、今から相続の話をするのは……」
「そもそも、うちにはそんな財産はない」
「私は結婚して家を出ているから相続は関係ない」
そんなふうに考えている人は少なくないでしょう。
実際に、親も子も元気だと
相続の話など持ちかけづらいものです。
しかし、いざとなってからでは遅いのです。
なるべく早いうちに
生前贈与も含めた財産分割の話をしていくべき
というのが今の時代の常識となりつつあります。
本書はそのためのノウハウをあますところなく解説しました。
遺族がいがみ合うのは哀しいもの。
大いに参考にしてください。
本書の構成
プロローグ 相続・贈与に見て見ぬふりをしていると……
第1章 まず知っておきたい「相続」のしくみ
第2章 相続税はどんな税金か知っておこう
第3章 相続に活かしたい「贈与」のしくみ
第4章 相続財産の「財産評価」をしてみよう
第5章 相続税はこうして計算する
第6章 税金を安くする相続税対策の立て方