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本書のコンセプトは「いかに教える内容を減らして、会計の基本原則と財務三表の基本を理解していただくか」です。著者のマスカワさんの持論「会計職・経理職以外の一般ビジネスパーソンにとって会計知識の9割以上は必要ない」にのっとったものです。確かに言われてみれば、一般社員にとっては、細かな会計ルールは実務に必要ありませんし、決算書もおおまかに損益・会社の財務状況がわかるレベルで十分です。たとえば、世の大半の入門書は、「詳しすぎる」ため、多くの人が途中で挫折してしまいますし、がんばって読み通したとしても、実務と紐づかないため、身につきません。であれば、実務に関係することが多い「全体の1割未満」をしっかり身につけたほうが有益ですし、その後、本格的に勉強しようと思ったときにも役立ちます。私自身これまで何度も会計の勉強に挫折しており、本書を担当して初めて会計の基本的な原則・考え方が腹落ちしました(「何だ!こんな単純な話だったのか!」と思いました)。これから会計について学ぶ人、これまで会計を学んで挫折した人、ともにおすすめの1冊です。
POSTED BY貝瀬
View Moreなぜ、すべてのビジネスパーソンにとって会計知識が必要かつ重要なのか?
言うまでもなく、ビジネスにおいては「お金の動き」を常に把握することが重要です。
「お金の動き」は会計という共通ルールで記録され、そのルールに基づいて会社同士の取引が行なわれます。また、このルールがあるおかげで、同じ会社内でも各部署が連携して動くことができます。
つまり、会計はビジネスに携わるすべての人たちが知っておくべき「共通ルール」なのです。
また、会計知識は自分が今いる会社だけで通用する閉じた知識ではなく、どの会社においても通用するため、転職先でも活かせますし、さらには海外企業との取引にも活かすことができます。
実は、会計知識は、すべてのビジネスパーソンが身につけておくべきポータブルスキルでもあるのです。
会計の勉強をしてもなかなか現場で活かせない方へ
もしかしたら、皆さんの中には次のような悩みをお持ちの方がいるかもしれませんね。
・とにかく数字が苦手!会社の売上計算書などの書類や、会計の入門書などを見ただけでめまいがしてしまい、とても勉強する気になれない
・「会計のことがわからないとマズイ!」と思って本を読んだり、セミナーに参加したものの、ややこしいし、そもそも現実感がなく納得できない
・自分の仕事に役立つ実践的な会計知識を身につけたいとかねがね思っているが、どこからどう手をつけてよいものやら見当がつかない
・がんばって簿記3級を取得したものの、仕事で使えていない
著者のマスカワさんは今でこそ、ある外資系企業でFP&A(Financial Planning & Analysis Senior Manager)という、会社の財務状況を分析したり、戦略を立案する要職に就いていますが、会計職に就いたばかりの頃は「資格試験に合格したものの現場で活かせていない。実務と直結しないので、知識を役立てられない」という悩みを抱えていたそうです。
マスカワさんは会計の仕事をする中で、時おり「あっ!あの会計知識はこのためだったんだ!」という場面に出くわし、その都度「会計を勉強しておいてよかった!」となったものの、それは学んだ知識の1割程度でした。そして、会計の勉強は非常に効率が悪いことに気づきました。
そこで本書の前半では、マスカワさんが転職を繰り返す中で、それぞれの職場で必ず見られた必須の会計知識「発生主義」「費用収益対応の原則」「保守主義」の3つに絞り込み、それぞれ実際のエピソードとともに解説します。
この発生主義、費用収益対応の原則、保守主義のいずれも、現金の受領・支払と、収益・費用を記録するタイミングが異なるため、多くの人が戸惑うポイントです。
(実は、会社における、一般社員と経理部員との間で起こるトラブルのほとんどがこの3つが原因です。)
こうした基本的な会計原則をしっかり押さえるだけでも、皆さんの会計についての理解はぐんと深まるでしょう。
財務三表(決算書)の学習も9割捨てて問題なし!
会計を学ぶ上で避けて通れないのが、財務三表(決算書)です。本書の後半では、財務三表について解説します。
多くの人が数字だらけの財務三表のせいで、会計の学習に挫折してしまう難所中の難所です。
そこで本書では、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3つを1つずつではなく、あえて3つをまとめ、「お金の動き」をベースに見ていきます。
前半の会計知識の解説と同じように、財務三表に関する知識の9割を捨てて、1割の必要なことだけをできるだけわかりやすく、丁寧に解説します。
あるスモールビジネスの創業から3年目の決算までのストーリーを軸に、財務三表における「お金の動き(減価償却、売掛・買掛、借入・返済)」の記録の仕方をステップ・バイ・ステップで確認しながら解説します。
そうすることで、各表の「ここがこうなれば、あそこはこうなる」と考えられるようになり、個々の財務三表の細かい項目について学ぶよりも、手っ取り早く「会計的な考え方」を身につけることができます。
本書は、「これから会計を学びたいけれどどこから学べばいいかわからない」「会計を学んだことはあるが途中で挫折してしまった」といった方に向けて、「できるかぎり教えることを省く」というコンセプトに基づき、会計の基本と会計的な考え方を身につけていただくための本です。
「数字が苦手だけれど、やはり数字に強くなりたい」というビジネスパーソンの方は必読の1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
第1部 基本中の基本、会計の3つの原則を理解する
第1章 経理職・会計職以外の人には会計知識の9割は必要ない
ビジネスパーソンに会計知識が必要な本当の理由
会計知識の9割は現場の実務に必要ない
現場での体験からさかのぼって学ぶのが最も効率的
会計についての3つの素朴な疑問
――この本では会計知識のどこの部分を学べるのか?
①会計とはそもそも何なのか?
②なぜ会計が必要なのか?
③会計にはどのようなものがあるのか?
第2章 発生主義にまつわる3つのストーリー
ストーリー①経費消化のワナ
――経費予算を使うタイミングを間違えて来期予算を削減されてしまった!
ストーリー②売上計上の真実
――売上計上のタイミングを忘れ、危うく臨時ボーナスをふいに……
ストーリー③原価計算のズレ
――原料を安く仕入れたのに、なぜか原価が下がっていない!?
現金の動きと関係なく収益・費用を認識!?
――世間一般の感覚とズレている発生主義
発生主義では収益・費用をいつ認識するのか?
費用が発生するタイミング
収益が発生するタイミング
ストーリー①経費消化のワナ 〈解決編〉
ストーリー②売上計上の真実 〈解決編〉
ストーリー③原価計算のズレ 〈解決編〉
第3章 費用収益対応の原則にまつわる3つのストーリー
ストーリー④経費精算で大げんか
――いつも経費精算が遅れる営業部のエースに経理部員が猛抗議ストーリー
⑤請求書遅延で取引停止の危機
――「どうせ支払いはずっと先」とたかをくくっていたら大問題に
ストーリー⑥評価損とは何か?
――同じ2年落ちの商品だけれど処分するならどっち?
正しく比較するために収益と費用を合わせましょう
収益と費用をセットで考える経済的因果関係
収益と費用を同じ期間に計上する期間損益計算
費用収益対応の原則に関する素朴な疑問①
――期間はそれほどズレるものだろうか?
費用収益対応の原則に関する素朴な疑問②
――何のためにするのか?
ストーリー④経費精算で大げんか 〈解決編〉
ストーリー⑤請求書遅延で取引停止の危機 〈解決編〉
ストーリー⑥評価損とは何か? 〈解決編〉
第4章 保守主義にまつわる2つのストーリー
ストーリー⑦続・評価損とは何か?
――引当金と赤字の関係はどうなっているのか?
ストーリー⑧なぜか採算性の悪い顧客
――売上は上がっているのに利益率が落ちている理由は?
実際に損していなくても、先に損を計上する保守主義
考えだしたらキリがない「財政に不利な影響を及ぼす可能性」
テキトーではいけない「適当に健全な会計処理」
「在庫の評価」の場合
「売掛金の貸し倒れ」の場合
引当金は、見込みで計上した損の“つもり貯金”
ストーリー⑦続・評価損とは何か? 〈解決編〉
ストーリー⑧なぜか採算性の悪い顧客 〈解決編〉
第2部 9割捨てる財務三表(決算書)の読み方
第5章 財務三表(決算書)の基本的な「お金の動き」だけを理解する
財務三表を使って会計的な考え方ができるようになろう
非会計職の人が会計的な考え方ができることのメリット
会計的な考え方と財務三表の関係
世界一簡単な損益計算書(P/L)の説明
世界一簡単な貸借対照表(B/S)の説明
世界一簡単なキャッシュフロー計算書(C/S)の説明
たこ焼き屋さんの開業初日の財務三表
材料を仕入れたときの財務三表の変化
財務三表の変化を数字を使わずに見てみると
売上があがったときの財務三表の変化
第6章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業1年目の決算
――固定資産購入と減価償却による「お金の動き」
フルーツ飴屋さんの開業ストーリーで財務三表を学ぶ
営業開始初日から10日目までの財務三表の変化
看板(固定資産)を購入して費用(減価償却費)にする
固定資産と減価償却は財務三表にどう影響するか?
お店の宣伝用の看板(固定資産)を購入
看板の代金を減価償却費として費用にする
固定資産購入と減価償却費計上のポイント
開業1年後の財務三表
フルーツ飴屋さんの開業1年目の決算
P/Lを見るときにチェックすべき良い成長、悪い成長
――売上だけを見るのではなく、利益率とセットで見る
第7章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業2年目の決算
――売掛金と買掛金による「お金の動き」
フルーツ飴屋さんの開業2年目のお金の動き
なぜ多くの会社が売掛金、買掛金で取引をしているのか?
売掛金を導入してみた
売掛金導入1日目の財務三表の変化
売掛金の有無による財務三表の違い
売掛金導入30日後の財務三表の変化
売掛金を回収したときの財務三表の変化
材料の仕入れ代金を買掛金にしてみたらどうなる?
買掛金導入1日目の財務三表の変化
買掛金導入30日後の財務三表の変化
タラレバ比較 ――売掛金導入vs.買掛金導入
買掛金を支払ったときの財務三表の変化
フルーツ飴屋さんの開業2年目の決算
B/Sの金回りの観点で、売掛金、在庫、買掛金を見てみる
短いほど良いキャッシュ・コンバージョン・サイクル
第8章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業3年目の決算
――お金を借りて少しずつ返すときの財務三表の変化
フルーツ飴屋さんの開業3年目のお金の動き
「短期借入金」と「長期借入金」
ヒカルさんが銀行からお金を借りた理由
借入金導入1日目の財務三表の変化
1回目の借入金返済と利息支払時の財務三表の変化
6回目の借入金返済と利息支払時の財務三表の変化
フルーツ飴屋さんの3年目の決算
赤字になっても会社は倒産しない。じゃあ何が会社を倒産させるのか?
第9章 練習問題
これまで学んだ会計知識を確認しましょう
「第2章 発生主義にまつわる3つのストーリー」の確認問題
「第3章 費用収益対応の原則にまつわる3つのストーリー」の確認問題
「第4章 保守主義にまつわる3つのストーリー」の確認問題
「第5章 財務三表(決算書)の基本的な『お金の動き』だけを理解する」の確認問題
「第6章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業1年目の決算」の確認問題
「第7章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業2年目の決算」の確認問題
「第8章 ヒカルさんのフルーツ飴屋さん 開業3年目の決算」の確認問題 -
物事の本質をつかむって難しいよな」「何か方法があるのだろうか?」と漠然と思ったのですが、著者の羽田康祐さんだったら書けるのではないかと無茶振りしたことがきっかけで本書が生まれました。「難しいなあ」とおっしゃりつつ、自身のこれまでの経験や学びを棚卸しし、私が期待した以上に、その方法を体系化してくださいました。抽象度の高い「本質」という言葉をここまで具体的に、そして日々のビジネスに落とし込んだ本は他にないはずです!
POSTED BYかばを
View More本質をつかむ方法が具体的に記された本!
日々の仕事や問題解決において、その本質をつかむことができれば生産性が上がるが、それができないと延々と成果は出ない。
「要するに◯◯ですね!」が秒で出る!
たとえば、次のようなケースのことだ。
◎上司の指示の意図がわからない。
◎部下が指示どおりに動いてくれない
◎何がわからないかわからない。
◎話す内容がとっ散らかる。
◎1を聞いて1しかできない。
これらに共通するのは、物事の表面にとらわれるあまり、本質を見失っていることだ。
逆に本質をつかむ力が身につけば、「要するに◯◯ですね!」と相手の話の要点をすぐにとらえることができるし、そのように理解してもらえる説明や指示ができるようにもなる。
では、どうすれば「本質をつかむ力」を身につけられるのか?
本書では、それを以下の7つの力に分解して、詳細に解説する。
第1 本質的な「意味」を見抜く力
第2 本質的な「原因」を見抜く力
第3 本質的な「目的」を見抜く力
第4 本質的な「特性」を見抜く力
第5 本質的な「価値」を見抜く力
第6 「関係」の本質を見抜く力
第7 「大局」を見抜く力
本書の構成
【第一章 本質を見抜く力とは何か?】
現代社会が「可視化」への依存を強めていく中で「本質を見抜く力」がなぜ重要なのかを掘り下げる。
【第二章 本質を見抜く7つの力】
物事の本質を見抜くうえで必要になる7つの力について解説する。
それぞれの力に対して「なぜ重要なのか?」「どのようなメリットがあるのか?」「どのような思考の手順をたどればいいのか?」について解説する。
第二章を読み進めることで、それぞれの力にはどのようなメリットがあり、どのように思考手順を踏めばいいかを体系的に理解できるはずだ。その結果、物事の本質に迫るための方法論を手に入れることができる。
【第三章 本質を見抜く視点力】
ここまで説明してきた、本質を見抜く7つの力――意味、原因、目的、特性、価値、関係、大局――は、一言で言えば「考える力」だ。しかし何かを「考える」には、その手前に「そもそも、何について考えるべきなのか?」を見極める「視点力」が欠かせない。
よって、第三章では本質を見抜くうえで極めて重要な「視点力」について紐解いていく。第三章をお読みになれば、どのような頭の使い方をすれば、自由自在に視点を切り替えることができるのか?をご理解いただけるはずだ。
【第四章 7つの本質力を身につける1週間トレーニング】
本質を見抜く力は「3日で身につく〇〇」などのビジネスハックとは異なり、日々の習慣によって少しずつ鍛え上げられていく筋トレのようなものだ。
この第四章では、本質を見抜く力を身につけるためのトレーニングガイドを提供する。
こんな人に読んでほしい!
◎丁寧に報告したつもりでも「だから何?」「要はどういうこと?」と問われがちな人。
◎言語化するのが苦手な人。
◎部下にきめ細かく指示を出しているのに、全然成長してくれないと感じているリーダー。
目次
第一章 本質を見抜く力とは何か?
第二章 本質を見抜く7つの力
第三章 本質を見抜く視点力
第四章 7つの本質力を身につける1週間トレーニング -
自他ともに認めるせっかちの私は、動画を2倍速で視聴するのは当たり前。だけどたまにその2倍速の感覚のまま仕事もプライベートも過ごしてしまって、気づいたらくたくたで心身ともにボロボロ。「きっと私は早死にするんだろうな」と思ったのが、この企画を提案したきっかけです。難しいことは何一つありません。工藤孝文先生が提案する「0.75倍健康法」をぜひお試しあれ!
POSTED BY美馬
View More「現代社会では無駄な行為として捉えられていること」を
「やることが多すぎて気持ちを落ち着かせる時間がない」
意識的にじっくり行なうことで、不調知らずの心と身体に。
「いつも何かに追われている気がして、なんだか毎日がしんどい」
などと感じていませんか?
心の不調/生活習慣病/脳疲労/自律神経失調症/更年期障害/下痢・便秘/肩こり・腰痛/睡眠の質低下——
これら不調の原因は、生産性や効率性を追い求め過ぎていること。いつもより“ちょっとゆっくり”を意識して行動するだけで、改善することができます。
ただし、それにはコツが必要です。
キーワードは「0.75倍速」。
一見無駄な行為をじっくりと時間かけて行なうことを、本書では「0.75倍行動」と名づけました。
あえて余計だと思える作業に取り組むことは、人間らしさや健常な心身を維持するために必要な行為であり、無駄を排除し過ぎることはさまざまな不調に繋がってしまいます。
本書を参考にして「現代社会では無駄な行為として捉えられていること」を意識的に、そしてじっくりと行なってみましょう。
本書の目次
はじめに
第1章 「せかせか」はどうして健康に悪いの?
つねに戦闘モードで生活する現代人
自律神経のバランスを崩す倍速行動
そもそも焦らなければイライラもしない
人間はまだタイパを求めてはいけない
戦闘モードが脳疲労の原因に
マルチタスクは脳の天敵
脳疲労から抜け出すための3つの方法
頭を空っぽにするためのToDoリスト
人間が1日にできる決断の数は限られている
行動スピードの変化で得られる気づきv もう悩まない人間関係をつくる秘訣
日常にゆっくり時間を取り入れよう
0.75倍速で生きると見えてくる本来の自分
第2章 自律神経の乱れはあらゆる不調のはじまり
心と身体の調子を整える自律神経
交感神経と副交感神経の働き
心身を休ませるために必要な準備の時間
いろいろな不調を生む神経バランスの乱れ
神経バランスを乱れさせる4つのストレス
男女ともにホルモンバランスの変化には要注意
自律神経の状態を把握しよう
健康の秘訣はニュートラルであり続けること
過剰に働いている神経に気づく方法
「やめること」が不調から抜け出す第一歩
3つのNG習慣─その1「不規則な生活」
健康のためには欠かせない日光浴と朝食
3つのNG習慣─その2「運動不足」
運動不足解消のポイントは背筋と呼吸
3つのNG習慣─その3「身体の冷え」
切っても切り離せない自律神経と腸の関係
積極的に摂取したい高食物繊維の食材
第3章 日常に「0.75倍速」を取り入れる
日本人の過半数が倍速視聴常習者
0.75倍速で動画を視聴する
スローテンポの音楽で散歩する
りんごの皮はちぎれないようにむく
白米を玄米に替える
食事中に箸を置いて食レポする
急行は見送って各駅停車に乗る
ゆっくり動くものを目で追う
書き出すことで邪念を取り払う
コーヒーを淹れるならハンドドリップで
時間の流れに身を任せられる趣味を持つ
日常に森林浴の時間をつくる
美しい所作を心がける
話は最後まで聞いてゆっくり答える
集合時間より早く到着しておく
第4章 心の不調はゆっくり時間で解きほぐす
いつでもどこでもできる呼吸法
安定感を与えてくれるマインドフルネス瞑想
忙しいアピールは自分を失くしている証拠
自分と対話する時間を確保する
「やるべきことリスト」よりも「好きなことリスト」
とにかくあらゆることに感謝する
自分も相手も気分がよくなる「感謝アラーム」
「八正道」でいまの生活を大切に感じよう
苦手なことはどんどん人に頼る
0.75倍速の遠回りが可能性をひらいてくれる
仕事が終わらないときはいさぎよく諦める
「諦める」は本来前向きな意味を持つ言葉
自分を最優先にする時間をつくろう
デジタルデバイスから距離を置く
読書は最強の0.75倍速行動
第5章 ゆっくりストレッチで病気を予防する
肩こり解消で自律神経の不調も改善
首・手首・足首ストレッチで血流促進
お手軽太極拳で気分もスッキリ
ラジオ体操はじつはすごいストレッチ
健やかな暮らしのための「0.75倍速ラジオ体操」
おわりに -
本書は、精神科医のTomy先生からのアドバイスと、それぞれのその内容を収録した漫画で構成されています。心も体も疲れてしまっているとき、「スマホばかりを見てしまって、なかなか本が読めない」なんて人も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、本当に必要なのは、こうした本を読むことだと思います。
パラパラとページをめくってみてください。しろちゃんとその仲間達、そして、Tomy先生のアドバイスが、悩みを抱える人に寄り添い、勇気づけられると思います。POSTED BY時
View More漫画で楽しく学ぶ アナタの心の守り方と癒やし方
「自分を好きになれない」
「人に頼れない」
「相手の理想を演じて本当の自分が出せない」
「返信が遅かったり、相手が不機嫌だと不安になる」
「親が何にでも口出ししてくる」
アナタは、こんな気持ちに身に覚えがありませんか?
これらは、“自分を大事にできていない”ことで抱きがちな
お悩みの例です。
「では、自分を大切にするにはどうしたらいいの?」
そう疑問に思う人もいるでしょう。
近年、「自分を大切にすること」が重要であると、
しばしば耳にしますが、いざ実践するとなると
どうしていいのかわからないでいる人は
少なくないと思います。
精神科医であるTomy氏は、
本書の中で、
「自分を大切にすることは、自分を後回しにしないこと」
だと言います。
「自分を後回しにしない」とは、
一見単純なことのようですが、
生産性や高い成果が求められる、
今の社会生活の中では、
難しいと感じる人は多いはずです。
そしてTomy氏は、本書の中でこのようにも語っています。
―――
私は職業柄、さまざまな理由で
生きづらくなった方のお話しを聞きます。
その生きづらさは、ほとんど全てと言っても良いぐらい、
自分を後回しにして、大切にしていないことから発生しています。
たとえば、次々に職場の人が辞めていき、
自分の仕事量が増え、いっぱいいっぱいになってしまった人。
「自分が抜けるとみんなに迷惑がかかるから、どうにもできない」
とつらそうに語ります。
こんな状態になっても頭の中にあるのは、
職場のこと、上司のこと、同僚のみんなのことなのです。
―――
つまり、自分をつい後回しにしてしまう人は、
他人を思いやる優しい人、
責任感の強い人。
そんな、自分を後回しにしがちなアナタには、
可愛らしいキャラクターがたくさん登場する
本書をオススメします。
本書は、主人公の“しろちゃん”とその仲間たちが
自分を後回しにしてしまう人が抱えがちなお悩みに向き合い、
それを乗り越えるストーリーを漫画で収録しています。
まずは、気になる項目を開いていただければ、
さらっと読み進められるはずです。
“しろちゃん”達と一緒に、
自分を大切にする習慣を実践してみてください。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。
はじめに 「自分を大切にする」とは?
第1章 自分を大切にするための仕事の習慣
報連相が苦手で話すタイミングもわからない
自己嫌悪の気持ちを引きずってしまう
イライラしている人がいると何も手に付かない
人に頼ることができない
アイデアや提案を他人が自分の手柄にしてしまう
失敗をいつまでも引きずってしまう
自分に何が向いているのかわからない
自分の意見を口に出せずつい飲み込んでしまう
第2章 自分を大切にするための人間関係の習慣
他人を優先してばかりで自分に時間を使えない
何を話して良いかわからず、会話も続かない
どうせ自分は嫌われるのだと思ってさびしくなる
悩みがなさそうと言われるけれど元気で明るいのは人前でだけ
自分が誘ってばかり/誘うことが苦手
他人の言葉や態度を悪いほうに受け取ってしまう
友達の作り方がわからない
相手のために頑張っても怒りを買ったり文句を言われる
つい馬鹿にしたり嫌味を言っていつも後悔してしまう
他人のちょっとした言動にすぐ怒りを覚え爆発しそうになる
第3章 自分を大切にするための自分自身の習慣
どうしたら自分を好きになれるのか
できる人に呆れられている気がしてつらい
自分がどうしたいという気持ちや意見がわからない
いつも焦る気持ちで落ち着かずあまりリラックスできない
自分はダメだと否定する言葉ばかりが出てきてしまう
やりたいことはあるのになかなか取り掛かれない
他人の言葉や行動によって自分の考えもすぐ変わってしまう
予定がない日があると落ち着かず無理にでも予定を入れたくなる
何をするにもハードルが高く感じ自信が持てない
人のために尽くすのは好きだが人に何かをしてもらうのは苦手
好き嫌いが激しくちょっとしたことにも嫌悪感を持ってしまう
ストレスを感じるとスマホを触らずにはいられない
死にたいとは思わないけれど生きたいとも思えない
第4章 自分を大切にするためのパートナーシップの習慣
相手の理想を演じてしまい本当の自分を出せない
相手からの好意を感じると急に気持ち悪く感じてしまう
返信が遅かったり不機嫌だと不安でたまらなくなる
付き合いはじめるとこの人で良いのか不安になる
第5章 自分を大切にするための家族関係の習慣
気持ちを察してあげないと冷たいと言われる
親への憤りや怒りの気持ちを持て余している
大人になっても親が何にでも口出ししてくる
家族だから仲良くしたいが兄妹と折り合いが悪い
親を差し置いて、自分だけ幸せになってはいけないと感じる
親が兄妹や世間の優秀な人と比較してくる
おわりに 人生はモノの見方1つで変わる -
『ザイム真理教』『書いてはいけない』『がん闘病日記』…累計78万部突破の森永卓郎シリーズ、堂々終幕!View More
2025年に入り、2024年中はなんとか小康状態を保っていたがんが、腹部に転移していることが確認された。私は自らに残された時間をはっきりと意識するようになった。
ただ、世の中は遅々として変わらない。むしろ保身の姿勢は、あらゆる分野で拡大している。それが本書を執筆しようと考えた最大の動機だ。
本質を追究するのではなく、目先の問題が発生しないようトラブルの回避に専念する。それこそが〝保身〟だ。読者のまわりにも、自らの処遇や地位を守るために、問題を先送りしようとする人がたくさんいるかもしれない。彼らのそうした行動こそが、私は日本社会を低迷させる大きな原因になっていると考えている。
もくじ
まえがき
放送禁止用語はなぜ生まれたか?
波風を立てない最良の方策
大手メディアで生き残る方法
第1章 教育現場の保身
なぜ、小・中学校教員のなり手が減ったのか
マニュアル化する教育現場
企業が銘柄大学を採用したがるワケ
「大企業」志向の合理性
第2章 職場の保身
中高年社員の〝合理的〟判断
三和総研で目撃した銀行員の異常な世界
クソどうでもいい仕事
三和総研の大改革
偉大な戦略家
第3章〝金融村〟の保身
金融村は「株価が下がる」と言えない
私が株価暴落を予測する、これだけの理由
エヌビディアの繁栄はあと数年の命
バブル崩壊の予兆
第4章 大手メディアの保身
『ザイム真理教』ベストセラー後の意外な〝効果〟
なぜ私は大手メディアから干されたのか?
財務省を擁護した朝日新聞
大手メディアの自殺行為
第5章 ザイム真理教の保身
〝保身メディア〟を見分ける方法
財務官僚はこうして出世する
恨みをため込んでいた日銀と銀行業界
金融引き締めでトクしたのは誰?
第6章 立憲民主党の保身
「年収の壁」引き上げをつぶしたのは誰か?
2人の強烈な増税派
増税派誕生のカラクリ
第7章 官僚の保身
「官僚天国」への歩み
「一銭も払わない」は筋が通らない
「マイルド官僚」の「マイルド天下り」
厚労省は火事場泥棒だった
休まず、遅れず、働かず
月で暮らすという〝妄想〟のために
「異次元の少子化対策」はこうして失敗した
少子化対策でトクする人、損する人
「子ども・子育て支援納付金」は〝ついでに〟徴収
「適齢期」をすぎた男女には…
第8章 若者の保身
「どんなときに一番幸せを感じますか?」
政府が言い続けるウソ
企業の儲けはどこへ行く
高齢者は年金をもらいすぎか
給付は下がり、負担は上がる
少子化を止める3つの秘策
〝さしB〟の導入コストを検証する
世代間格差を一瞬で消すウルトラC
あとがき――われわれはどう行動すべきか
テレビを見ない、新聞を読まない――グレート・リセットのために①
価格弾力性を高める――グレート・リセットのために②
働かない――グレート・リセットのために③
投資をしない――グレート・リセットのために④
「面従腹背」で、選挙で鉄槌――グレート・リセットのために⑤
われわれに残された重要な役割
【発行】三五館シンシャ/【発売】フォレスト出版