時間管理の本は「気合」「徹底」を求めがちですが、本書が一貫しているのは“意志に頼らない”こと。スマホを敵にせず、空白に反応してしまう人間の心の仕組みを味方にしながら、1分、5分など短い時間で生活を少しずつ立て直していきます。読み終える頃には、「時間がない」ではなく「次の一手が分かる」感覚が残るはずです。忙しい人ほど、まずは1つだけ試してみてください。
POSTED BY吉田
【ひとりになった瞬間、反射的にスマホを開いてしまう――
それは怠けではなく、孤独の空白を埋める“合理的な反応”】
本書『人生が変わる自分時間の使い方』は、「まとまった時間が取れない」「気づくとスマホでだらだらしてしまう」
そんな毎日に対して、“自分を責めない”ところから始める時間術です。
「自分時間」は、特別な“ひとりの時間”だけを指すのではありません。
誰かと一緒にいる安心を土台にしながら、自分を回復させる時間を取り戻す――
その現実的な再設計を、やさしく具体的にガイドします。
本書の核は、「自分時間=ひとりでストイックに頑張る時間」という誤解をほどき、
“二人で一人”になれる安心(支え)を上手に使いながら、
回復→決断→集中の流れを整えていくという提案。
具体的には、
・朝一番の「ルーチンリスト」で決断を軽くする
・夜は「やったこと3つ」ログで自責を減らし、回復に向かう
・「全部やるリスト」や小さな5分で、未着手を前に進める
・通知オフ、タイマー活用など“スマホとの距離”を設計する
など、今日から試せるメソッドを収録しています。
著者はタスク管理・時間管理術「タスクシュート」の実践と普及に携わり、
心理学と行動科学の視点から「心が動く瞬間」を扱ってきた佐々木正悟さん。
忙しさのなかで習慣が崩れる理由を、理屈だけでなく“感情の流れ”として説明し、
実行できる形に落とし込んでいきます。
目次
INTRODUCTIONPART1 人はなぜスマホを手放せないのか?
― あなたの時間を取り戻すスキル ―
1 スマホはツールを超えた束縛型の友人?
2 「二人になる」ための手段をスマホ以外で見つけよう
3 「二人で一人になれる安心」が回復のカギ
4 「決断力」とは、「誰」と「何」を一緒にやるか決めること
5 集中力は「二人で一人」の相手を選んで実現
COLUMN01 現実の価値を、自分たちの手に取り戻すために
PART1 POINT
PART2 自分時間が「回復力」を高める
― 心の中で〝二人で一緒〞を作り出す ―
1 「今日も何もできなかった」、その考えが回復力を阻害する
2 もっと「睡眠」効果を活用すべき
3 不安な気持ちを行動で紛らわせるのはNG
4 AIに夢を分析してもらう
5 一人の時間に「二人で一緒」の趣味の時間を作る
COLUMN02 数値を超えた先にある「無時間」の安らぎが明日を起動させてくれる
PART2 POINT
PART3 自分時間の「決断力」を極める
― “いつでも、すぐに、全部”できる! ―
1 決断力は、行動次第で無駄に消費される
2 起きてすぐの決断はルーチンリストでサポートする
3 「全部やるリスト」を作る
4 「全部やるリスト」、いざ1分ずつ実行!
5 AIと一緒に決めるということ
6 決断に悩んだら「誰」と「何」をフックに
COLUMN03 最も自由に使える朝一番の「決断」を、あなたは誰のために使うか?
PART3 POINT
PART4 自分時間に「集中力」を高める
― “強く、短く“で一気に終わらせる ―
1 「二人で一人」を実現するのが集中力
2 「過集中」を受け入れる
3 未着手からの脱却に向け、集中する時間は最短1分!
4 「後の自分が楽するため」の集中は強く短めに
5 引きこもるなら期限付きで
6 「AIと一緒」は依存ではなく「集中の時間」
7 集中できる空間作りに自分流の小道具を
COLUMN04 仕事や家事の「集中」は日常のありきたりな心の機能が支えている
PART4 POINT
PART5 自分時間の効率的な過ごし方
― 毎日1分、5分で仕事が前に進む ―
1 自分時間のタイマー活用術
2 毎日「1分ずつ」でも本当に終わる確定申告
3 「スマホはダメ!」をスマホで読みふけらない
4 多くの「プランニング」は非現実的と知るべき
5 「書き出し」せず、ログを残す意義
6 スマホ通知はオフが吉
COLUMN05 計画は立てても守らなくていい、それより「空想」をもっと楽しもう
PART5 POINT
CONCLUSION
著者について
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ビジネス心理コンサルタント。心理学学士。実験心理学の博士課程に進学するも、学問的研究よりも「心が動く瞬間」そのものへ の関心が強まり中退 。帰国後 、執筆者として活動し、行動科学と心 理力動の間を往復する著作を執筆。代表作に『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』『先送り0 』がある 。現在は、精神分 析的な視点から、ビジネスや人間関係の根底にある「感情の流れ」を読み解くオンラインプログラム『3ヶ月チャレンジ!』 を運営。参加者は医師・実業家・研究者・エンジニ ア・教員 など、多忙な環境で「思考と情緒の分離」を自覚する人々が中心となっている。「心の理論」と「日常の実践」を架橋する試みとして、ポッドキャスト『ライフハック時代の精神分析』( 配信回数1, 000回以上)を配信中。
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