「人にモテる」から「場にモテる」への転換
・上司や同僚に気を遣いすぎて、帰宅すると疲れて泥のように眠ってしまう・周りの空気を読みすぎて、本来の自分がどこかへ消えてしまった気がする
・内向的な自分を隠し、無理に明るく振る舞わないと居場所がないと感じる
・相手のために一生懸命尽くしているのに、
いつの間にか「都合のいい人」で終わってしまう
これらに共通しているのは、すべてのエネルギーが「相手にどう思われるか」「どう評価されるか」という「人モテ」に向いている点です。
「人」は感情に従って生きていますから、ついついそこに振り回されます。
これを「場」というもっと大きなものへ視点を変えていきます。
本書が伝える「場モテ」とは、目立つことでも、お世辞を言うことでもありません。
あなたがそこにいるだけで、なぜか話がスムーズに進む。ギスギスしていた空気が落ち着く。物事が良い方向へ動き出す。
このように「場全体の流れを滑らかにし、プラスに転じさせる力」を指します。
場モテの最大の特徴は特定の誰かに気に入られる必要がないという点にあります。
個人からの評価に依存しないため、人間関係に振り回されることがなくなります。
そして皮肉なことに、場に味方されるようになると、結果として、個人の枠を超えた「想定外のチャンス」が向こうから勝手に舞い込むようになるのです。
モテると聞くと、異性からモテることを想像されると思いますが、本書で扱う「モテる」という言葉は、いわゆる「恋愛のテクニック」のことではありません。
「場モテ」とは、もっと広く、深く、そして無差別なものです。
仕事の会議室、ふらりと立ち寄った街角、旅先のカフェ、あるいは何げない日常のあらゆる場所──。あなたがどこに立っていても、四方八方、全方位から自然と歓迎され、必要とされてしまう。そんな「全自動でチャンスに選ばれる状態」を指しています。
さらに言えば、それは今、見えているものからモテるだけにとどまりません。「未来」からもモテるようになるのです。あなたが何もしなくても、次に進むべきルートや想像もしなかった好条件のチャンスが、まるで向こうからあなたを見つけて迎えにくるように、自然と運ばれてくるようになります。
性格を変える必要はありません。
変えるのは、「見ている方向」だけです。
本書では、仕事や日常の具体的なシーンを交えながら、一見不思議に思える「場モテ」の状態をどのようにつくり出し、実践していくかをステップ・バイ・ステップでお伝えします。
読み終えたとき、あなたは「人からどう思われるか」という呪縛から解放され、「私は、この場で何ができるか」という能動的な心地よさに集中できているはずです。
無理をして報われない日常を卒業し、環境全体から情報、支援、そしてチャンスが波のように集まってくる生き方へ。
本書の目次
第1章「場モテ」の魔法もう、誰からも好かれようとしなくていい
「コミュ力」は、なくても大丈夫
1のきっかけが、100にもなって広がる世界
「場」というもっと大きな存在から好かれてしまう世界
人モテより場モテが強力に働く
「1やったら1返ってくる」という世界から解放されよう
「場」とは何か?―人間関係は「場」という舞台で形成される
場=トランポリンの舞台
場モテが連れて行ってくれる―「ミステリーツアー」へようこそ
場モテがもたらす「4つの豊かさ」
場にモテる人は、問答無用にモテ続けている
やることは、まずこの3つだけ
明日から、あなたの人生が静かに動き始める
第1章のまとめ 場モテのポイント3
第2章 観察する
性格を変える必要なんて1ミリもない
「観察」とは、感情ではなく「景色」を見ること
観察上達への道
心の「ノイズ」を静かにする
観察上達への道
何が起こったかではなくどう変わったか
観察上達への道
人以外からもキャッチする
第2章のまとめ 観察のポイントは3つ
第3章 場の目的を見つける
場には、すでに「音楽」が流れている
「この人といると心地いい」の正体
場を変える人の共通点
実践ワーク場の音楽に「楽器」を合わせる
世界は一つじゃない―場ごとにルールが違う
アンサンブルで学んだ「表の目的」と「裏の目的」
もし今の私なら、どう動いたか
場モテの定義 目的に最も貢献している人が「中心」になる
「顔色を伺う」こととは全く別物
「ミラーリング」と「場の目的に合わせる」の決定的な違い
実践 二つの楽譜が存在する―「非公式なキーパーソン」場を解剖する
実践 「脱出不可能」な教室を歌声の響く場に書き換えた話
「正しさ」で殴るのをやめた時、場は動き出す
第3章のまとめ 場の楽譜を読む
第4章 小さく動く
先に出すほうが、実は一番楽です
「損」とは急いだ時に現れるもの
「小さいこと」が大切である理由
小さな先出しの例
「都合がいい」「尽くす」を場モテの視点で再定義する
共通して喜ばれやすい視点―「安心」をつくる
気づかれたい気持ちと、「場に預ける」という新しい感覚
先出しをした後の検証の仕方―楽器の「音合わせ」のように
次の一手―軽やかに調整する
第4章のまとめ 小さく動けば、景色が変わる
第5章 気がついたら遠くにいた
行動と結果は、一直線にはつながらない
矢印を「場」に向けると、見えないところから返事がくる
「いい顧客」でいると、場が味方をしてくれる
遠くで同じ曲を演奏している存在
あなたは10年後に、どんな場で踊っていますか?
場モテが変える、人生の進み方
安心して過ごせる場と、遠くまで運んでくれる場
どんなスタートからでも、場はあなたを運んでくれる
あなたが先に設定すると、必要な人が「接続」される
パートナーに「すべての楽器」を求めない
【発行】ミライノ出版/【発売】フォレスト出版
著者について
-
外見コミュニケーションコンサルタント、サロンオーナー
View More
元・公立中学校の音楽教師。人間関係のストレスと「いい先生でいなきゃ」というプレッシャーから顔面麻痺を発症。歪んだ笑顔でレジ係を怖がらせてしまった経験をきっかけに、「人からどう思われるか」だけを基準に生きることの限界を痛感し退職。
「人に喜ばれる外見でありたい」という思いから外見コンサルタントとして起業。「特定の人に好かれる (人モテ) 」ではなく「その場にとって必要な存在になる (場モテ) 」という視点に切り替えた結果、一年を待たずして予約の取れない人気サロンへと成長。
その後、場モテの法則を実践し発信していくうちに、自分自身だけでなく、関わった周囲の人々も次々と「場から求められる存在」へと変化していく現象が起き始める。イベントは、リアル、オンライン、どちらも即時満席、主催トークショー動画は2億回超えの再生数を記録。またモデル経験なしでミラノコレクションのランウェイを歩くなど、自分では設計していなかった展開が次々と訪れる。現在は世界を移動しながら活動し、国境を超えて人が会いにくるほどのエンゲージメントを築いている。











