集中力の本なのに、気合いや根性を勧めない。そこに本書の新しさがあります。飯野さんは、GE、スタンフォード、東京大学、起業、学会運営と、いくつもの仕事を長く行き来してきました。その経験から導き出したのは、「集中が切れない方法」ではなく「切れても戻る方法」です。仕事の区切り方、休み方、感情の扱い方、アイデアのまとめ方まで、29の実践に整理しました。集中できない自分を責める前に、ぜひ試してほしい1冊です。
POSTED BYかばを
集中できる人は、集中が切れない人ではない
仕事ができる人は、いつも頭が冴えていて、集中が途切れない。そんなふうに見えるかもしれません。
けれど、人間の注意は、仕事の途中でそれるものです。
問題は、集中が切れることではありません。
それた注意を、いま目の前にあることへ戻せるかどうかです。
会議中なのに、直前まで書いていたメールが気になる。
帰宅しても、終わらなかった仕事が頭から離れない。
休日なのに、月曜日の予定を考えてしまう。
本書は、こうした状態を意志の弱さではなく、前の仕事への注意が残る「注意残余」の問題として捉え直します。
集中できない自分を責めるのではなく、頭を戻す方法を身につけるための本です。
がんばり続けずに成果を出す、実践的な頭の切り替え方
著者は、スタンフォード大学で工学博士号を取得し、GEでの企業勤務、東京大学での研究・教育、起業、アプリ開発、執筆、学会運営など、いくつもの仕事を同時に進めてきました。そこで身につけた切り替えの工夫に、心理学や行動科学の知見を加え、毎日の仕事で使える方法に落とし込んでいます。
集中・休息・段取りがうまく回らない。仕事のダラダラ、感情のモヤモヤ、スマホやSNSのズルズルをどうにかしたい。そんな人に、自分なりの「戻り方」を与えてくれる1冊です。
目次
第1章 集中は「戻る力」でつくられる――基本第2章 仕事の途中で、迷わず切り替える――仕事
第3章 仕事を終えて、きちんと休む――オフ
第4章 感情を引きずらず、次の行動へ戻る――感情
第5章 アイデアを広げ、仕事の形に戻す――創造性
第6章 学びと日常を、無理なく続ける――学習・習慣
著者について
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スタンフォード大学工学博士。失敗学会副会長。2009年から2025年東京大学で技術職、特任研究員。 1959年大阪生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、General Electric 原子力発電部門に入社。その後、スタンフォード大学で機械工学・情報工学の博士号を取得し、Ricoh Corp. を経て、2000 年にSYDROSE LP を設立。現在も同社ゼネラルパートナーとして、データベースアプリの開発・運営に携わる。
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2002年より特定非営利活動法人失敗学会副会長。企業勤務、海外での研究・開発、起業、東京大学での研究・教育、学会運営、講演、執筆など、複数の仕事を長年にわたり同時に進めてきた経験を持つ。工学と失敗学の視点から、ミス、集中、仕事の進め方、頭の切り替えを実践的に考察してきた。著書に『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』(文響社)、『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』(日経BP)などがある。











