月刊・石井裕之~沢雉会 シーズン7・第19号
「人はいかにして本来の自分になるか」・・・多くの先人達がその答えを求めて来ました。ぼく自身は、「周りの環境に影響される以前の赤子のような無垢の状態」が本来の自分自身だと思っていました。ですので「気質すらも自分ではない」という考えが全く理解できず困惑しました。しかし、未来に向かって新しい自分を創り上げてゆくことそのものが本来の自分であるという先生の考えに触れ、今ある自分を越えようとするこの瞬間瞬間の連続の中に「本来の自分」が立現れて来ることを新しく学びました。本来の自分はどこか遠くにあるものでなく、それになったら終わりと言うものではなく、自分を新たに創造する行為そのものの中にあるものなのですね。厳しくもあり、嬉しくもあります。
川島 輪太郎 様 (栃木県 男性 2010年08月03日投稿)